ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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雪の様なヤスナリ、清流の様な志賀直哉…「城の崎にて」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

現在調べている温泉関係!

 

先日、記事をアップしたヤスナリの「雪国」がベストマッチで文豪の作品を読む作戦を継続!

chiwawatan.hatenablog.com

今回は、志賀直哉先生の作品を読んでみる事にしました☆

「城の崎にて」 志賀直哉(著) KADOKAWA

あらすじ

山手線に轢かれて、湯治に訪れた主人公。

そこで、命に感じ入るものがあり…

失われつつある命を描いているのに、なぜだか瑞々しい

さすがは文豪!

ヤスナリ同様に文章が美しい。

 

志賀直哉先生の作品をキチンと読むのはたぶん初めて。

今回の作品は、志賀先生の代表作の一つとのこと。

短編で読みやすかったです!

 

文章の美しさは共通としても、ヤスナリのタッチは凛として深々と積もる雪の様。

一方、志賀直哉先生は、瑞々しく透き通った清流の様。

 

その清流の様なタッチで失われつつある命という、濁った物を描くものだから、不思議な美しさが生まれる。

短編で、ストーリーもそこまで急展開するわけではないのに、深みを感じる見事な文章。

 

文豪って、半端ない。

まとめ

志賀直哉先生の代表作で、短編で読みやすいでのでお試しで読むのもアリです!

なんか最近は、文豪の凄さを再認識って感じです。

 

城崎(きのさき)温泉は実在しているので、いつか行きたいな〜と思って調べてみたら、超遠そう。

近くで予定とか絶対に無さそうな土地だけど、長い人生いつかは行きたい!

 

同時収録されていた「小僧の神様」も面白く、まさに両A面って感じだったので、そちらもまた別の記事でご紹介いたします☆

 

文豪の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

城崎温泉を題材にした作品に興味のある方

文豪の奥行きのある文章を読みたい方