ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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未解決事件に使われた脅迫テープは、幼い自分の声だった…「罪の声」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

学生の頃、昭和の未解決事件の事を話すのが好きな先生がいて、

三億円事件などは分かりやすかったのですが、

何度聞いてもよく分からなかったものの中に、グリコ・森永事件というものがありました。

 

長期に渡る事件で、様々な動きがあったので複雑に感じ…

大人になってからも結局よく分かっていなかったのですが、

今回は、そんなグリコ・森永事件をモチーフにしたミステリー小説を見つけたので、それなら分かりやすいんじゃないかと思い、再チャレンジしてみました!

 

小栗旬さんや星野源さんなどのキャストで映画化もされている作品です!

「罪の声」塩田武士(著) 講談社 

あらすじ

京都でテーラーをしている曽根俊也は、ある日自宅で古いカセットテープを見つける。再生すると、幼い頃の自分の声が流れてきた。

 

それは、かつて日本中を騒然とさせた未解決事件に使われた男の子の声と、まったく同じものだった…

グリコ・森永事件とは?

簡潔にまとめると、大阪・兵庫にある複数の食品会社をターゲットにして、江崎グリコの社長を誘拐したり、青酸入りの菓子をばら撒いたりして食品会社を脅迫した事件です。

 

時効が成立し完全犯罪となり、未だに謎の多い事件でもあります。

長期に渡り様々な動きがあった事件で少し複雑になっているので、興味のある方は、

Wikipediaで調べてみてください。

 

それにしても、凄い事件ですね…

先生が熱弁していた意味がようやく分かりました…

まとめ

あくまでグリコ・森永事件を”モチーフ”にした作品であり、ノンフィクションでは無いのですが、作家の方の丹念な取材の跡が見える作品でした。

私と同じ様に当時の事を知らない若い方には、衝撃的な内容になっているかと思います。

 

とても深みのあるミステリー小説でした。

 

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こんな人にオススメ

本格的なミステリー小説を読みたい方

潮田先生のファンの方

小栗旬さんや星野源さんなど、映画版のファンの方