こんばんは、ちわぷ〜です!
かなり大掛かりに宣伝していて、サザンの主題歌が耳に残ってますよね〜!
本日ご紹介させて頂くのは、そんな「浅草キッド」を監督されたお笑い芸人の劇団ひとりさんの最新作の小説。
浅草というタイトルが付いているだけで、もう期待しちゃって手に取ってみました☆
「浅草ルンタッタ」劇団ひとり(著) 幻冬舎
あらすじ
明治時代末期、吉原にほど近い、非合法の遊女の置き屋の燕屋。その軒先に赤ん坊が捨てられていた。
遊女の千代は、かつて自分の子を失った経験があり、その子をお雪と名づけ、我が子の様に育てる。
燕屋の人々に温かく見守られ、お雪は成長してゆく。
そして、時は大正に移ろい、お雪はある日忍び込んだ芝居小屋でオペラと出会う…
劇団ひとりが描く人生讃歌
本作は劇団ひとりさんが12年ぶりに書き下ろした新作小説との事ですが、
劇団ひとりさんの監督されてきた映画に共通する人生讃歌で、ジーンと感動できました!
時折はさまれるユーモアも流石お笑い芸人!としか言い様のないセンスの良さで、その上ストーリーの進行を妨げない気の利いたものになっていて、余計な描写が一切ありません。
そして一番驚いたのが、まるで映像の設計図を見ているかの様に、頭の中に映像のイメージが流れ込んでくる様な描写の数々。
あまり見た事がない書き方でしたが、これは映画監督ならではの書き方なのかも知れません。読書好きで目が肥えた方でも、新鮮な気持ちで読めるんじゃないかな〜と思いました!
まとめ
明治末期の浅草から物語が始まり、複雑に描こうと思えばいくらでも描ける物語が本当に誰にでも分かりやすく整理されて描かれているので、話の中心にある人生讃歌がダイレクトに伝わってきて感動する作品です^ ^
時折、()書きで簡単に補足を入れてくれており、物語に必要な最低限の情報だけを教えてくれるのでストーリーがとめどなく流れてゆきます。
劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」など、過去に映画化された作品を楽しめた方は、本作も楽しめるんじゃないかな〜と思いました☆
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こんな人にオススメ
ジーンとする感動作を読みたい方
劇団ひとりさんのファンの方
浅草を描いた物語を読みたい方