こんばんは、ちわぷ〜です!
京都って、どことなく不思議で神秘的な空気感が漂ってますよね〜
そんな京都を舞台にしたファンタジー作品をご紹介いたします!
本作の主人公は人間ではなく、タヌキです☆
「有頂天家族」 森見登美彦(著) 幻冬舎
あらすじ
古くからの都、京都。人間は気づかないが、実は古来よりタヌキと天狗が人間に化けて共に暮らしていた。
糺ノ森に住むタヌキの矢三郎の父、総一郎はタヌキ達の頭領だったが、ある日人間たちにタヌキ鍋にされてしまった…
天狗の赤玉先生のお世話をしたり、矢三郎の周囲は常に活気に満ちている。
そんな中、父をタヌキ鍋にした”金曜倶楽部”の魔の手が矢三郎たちに迫っていた…
狸と人とが共存する不思議な世界観
ファンタジー要素のある作品は、やはりその世界に入り込めるか否かが作品の明暗を分けるポイントになるかと思いますが、現代を舞台にしたファンタジーでも京都が舞台だとなんか街中から本当にそうっぽい雰囲気が漂っていて、不思議とすんなり納得できちゃう様な気がします!
ファンタジーが苦手な方、世界観に入り込めないという方は本作をはじめとした京都を舞台にした作品を読んでみるのも良いかもしれませんね^_^
コロナ前は度々、仕事で訪れていましたが、千年の都だけあってどこを歩いていても風情があり、糺ノ森周辺など本作に登場した場所もいくつか巡りましたが、実に良い雰囲気で聖地巡礼も楽しめました!
京都に旅行に行く計画を立てている方は、本作を読んでから行くとより一層楽しい旅になるかと思います☆
まとめ
コミカルで面白い言い回しと個性的なキャラクター達が繰り広げる、森見ワールド全開の長編作品です!
大人から子供まで楽しめる作品で、所々から作者の京都愛を感じ、京都を好きになること間違いナシな作品です^ ^
森見先生の京都を舞台にした作品は、過去に取り上げたこちらの作品もオススメです☆
こんな人にオススメ
現代の京都を舞台にしたファンタジー小説を読みたい方
クスっと笑える独特の言い回しの小説をお探しの方
森見先生のファンの方