こんばんは、ちわぷ〜です!
年内しばらく短期出張が続きそうで、なかなか時間が取れず、「すずめの戸締まり」を観に行けるか心配になっています^^;
日々、ネタバレに怯えています…
新海監督作品には思い入れがあり、
まだ私が学生の頃、新海監督が「君の名は」でブレイクするずっとずっと前から、たまたまクラスのアニメ好きな子が新海監督の大ファンで教えてもらって、トークショーに行ったりと逐一追っかけ続けていました!
当時は新海監督は知る人ぞ知るといった感じでしたが、今や超売れっ子監督になられて感慨深いものがありますね^ ^
そんな新海監督作品の中から、本日はイチオシの作品をご紹介いたします!
岩井俊二監督と同じ様なパターンで、小説版も新海監督自ら執筆されています☆
「言の葉の庭」 新海誠(著) KADOKAWA
あらすじ
靴職人を志している高校生の孝雄は、雨が降ると学校をサボり、新宿御苑の東屋で靴のデッサンをして過ごしていた。
ある雨の日、孝雄がいつもの様に東屋にやってくると、ビールを飲んでいる不思議な女性と出会い、二人は約束もないまま、雨の日の朝は共に過ごす様になっていく…
心の描写がより深い小説版、雨の表現が美しいアニメ版
アニメ版は46分の中編作品で、小説版はそれにアニメ版では描かれなかったエピソードを多数肉付けした形になっていて、すでにアニメ版を観られた方でも楽しめる内容になっているかと思います(^ ^)
アニメ版ではほとんど出番がなかったキャラにスポットライトを当てた章もあり、小説版を読んだ後に再度アニメ版を観ると新たな発見があったりして、何度でも楽しめます!
アニメ版はとにかく美しい映像で、雨の強弱で登場人物の心情を表現していたりと、余計なセリフが無い間が美しい作品で、とても中編作品とは思えない深みがあります。
小説版ではかなり深く登場人物の心情を描いています。
万葉集を組みこんだ作品なので、映像では通りすがりがちな美しい文章を噛みしめる様に読めたり、ググってその背景を調べたり、自分の間で物語に浸る事ができます。
どちらか片方ではなく、ぜひ両方楽しんで頂きたい作品です☆
ちなみに、本作は新宿御苑をモチーフに描かれているので、アニメ版を観てから行くとおおっ!となると思います^ ^
現在はどうか分かりませんが、2016年頃に行った時は、作中で描かれていたのと同じ様な感じでした!
ちなみに、実際には新宿御苑はお酒禁止みたいなので、ビール(金麦)は持ってかないでくださいね笑笑
まとめ
心にスッと染み渡る優しい作品で、読み終わったあと一歩前に進んでみようという気になれる作品です。
ファンタジー要素は無いので、大人の方にも楽しめる内容の作品ですし、
「君の名は」以降続いているファンタジー路線の作品から新海監督のファンになられた方には新鮮に写るかも知れません。
本作や「秒速5センチメートル」など、新海監督作品はファンタジー要素の無い作品の完成度も高いので、ファンタジー路線の作品を観て、ちょっと合わないなと思われた方も、ぜひ本作を観てみてください☆
こんな人にオススメ
新海誠監督のファンの方で、メジャーになる前の作品にも興味のある方
アニメ版の「言の葉の庭」を観て、より深く作品の世界に浸りたい方
優しい物語を読みたい方