こんばんは、ちわぷ〜です!
短期出張を繰り返し、行ったり来たりをしている状況が続いてますが、同じホテルに泊まり同じ時間に出ているので、毎回ホテルの前の通りで行き合う近所のワンちゃんと友達になってしまいました笑
出張の楽しみができましたが、年内でとりあえず落ち着く予定なので当面、
というか下手したら一生?そのワンちゃんに会えないんだな〜と切ない気持ちになったところで、犬を題材にした小説を読んでみました!
直木賞受賞作で感動の作品でした☆
「少年と犬」馳星周 文藝春秋
あらすじ
東日本大震災で飼い主とはぐれてしまった、シェパードと和犬のミックスの多聞。
奇妙な縁を辿り、多聞は人々を癒し、旅を続けてゆく。
全6篇からなる連作集。
作者の持ち味が活きている、新感覚の動物小説
「不夜城」は映画版を観た事があるのですが、
(金城武さんの色気がハンパなくカッコ良かったです!)
小説自体は恐らく初めて読む作家さんでした。
他の作品のあらすじやレビューなどを読むと、ハードボイルド色の強い作家さんなのかな?と思いますが、犬の多聞の冒険を追った本作でもいくつかのエピソードでその一端は垣間見えます。
ただ、裏社会に生きる人間でありながらも、どこかに心の弱さと優しさを持っていて、多聞に癒されてゆく姿は胸に来るものがありましたし、裏社会×犬という組み合わせも新感覚で面白く、さすがは直木賞受賞作と舌を巻く出来の作品でした!
動物ものの分かりやすく涙を誘う様な作品ではありませんので、目の肥えた方でもしっかりと楽しめる内容だと思います☆
まとめ
温かい気持ちにさせられ、そして切なさが押し寄せてくる様な、新感覚な作品でした。
今年読んだ中でも上位のクオリティの作品で、犬好きはもちろん、それ以外の方にもオススメできる作品です!
この作家さんは他にも犬を題材にした作品を書いている様なので、また読んでみようかな〜と思います☆
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