ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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一枚の絵画を巡る物語「赤と青とエスキース」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

最近、「ブルーピリオド」という漫画を読み始めて美術に興味を持ち始めていて、

一枚の絵画を題材に描かれる物語を読みましたので、ご紹介させていただきます☆

「赤と青とエスキース」 青山美智子(著) 

あらすじ

オーストラリアのメルボルンに留学中のレイは、日系人のブーと出会う。

日本へ帰るまでの期間限定の恋人として付き合い始めた二人。

ある日、レイはブーの知人の画家に、絵のモデルになってもらう様に頼まれる。

エスキースとは?

エスキースというのは、絵を書く前の下絵の事です。

作中内でも触れられていますが、漫画のネームと似た様なイメージのものです。

 

読み終えると、あぁ良いタイトルだったなぁと思える様な作品で、

オーストラリアってカンガルーのイメージしかなかったけど、けっこうアートが盛んなんだという事が知れたり、

美術に興味があってもなくても楽しめる様な書き方になっていて幅広い層に向けられた読みやすい内容になっており、本屋大賞2位も頷けるクオリティの作品でした☆

まとめ

一枚の絵画が日本とオーストラリアの人の絆を繋いでゆく様に心打たれる作品です。

 

初めて読む作家さんでしたが、心情の描写が丁寧で、

特に何か大きな事件が起きるわけでもないのに、ドラマチックに描かれている点に力量を感じました。

 

また他の作品も読んでみようと思います(^ ^)

 

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こんな人にオススメ

美術関係に興味のある方

心情の描写が丁寧な作品を読みたい方

メルボルンのアート文化に興味のある方