ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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デビュー作にして芥川賞ノミネート「ジャクソンひとり」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

先日発表された第168回芥川賞

その中で、惜しくも受賞も逃したもののデビュー作にしてノミネートされた驚異の新人作家がいました!

とても気になったので、読んでみたのでご紹介いたします☆

「ジャクソンひとり」安藤ホセ(著) 河出書房新社

あらすじ

アフリカと日本人のハーフで、元モデルで現在はスポーツ会社のマッサージ師をしているジャクソン。

ジャクソンの来ている服から偶然QRコードが読み取られ、そのURLには衝撃的な光景が…

 

ジャクソンが否定してもそれはジャクソンであると思われてしまい、ジャクソンは真実を調査するのだが…

とてもとっつきやすいけど、これも文学

とてもデビュー作とは思えない、もう経験を積んだんで肩の力を抜いて楽しみながら書きました!みたいなくらいに柔軟性のある文章で、文学だからと肩肘張らずに気楽に楽しめる作品でした^ ^

 

ミステリー的な要素もあり、逆襲劇でもあり、エンターテイメント性もありますが、根っこの部分には人種の問題や同性愛の事が関わっていて、しっかりとした文学作品になってました。

デビュー作から芥川賞ノミネートも頷けるハイクオリティな作家さんでした☆

まとめ

エンターテイメント性と文学性をうまく融合させた、小説ならではの面白さが詰まった作品になっているかと思います!

今後の活躍が楽しみになる作家さんで、また作品を出版されたら読んでみようと思いました☆

こんな人にオススメ

将来性豊かな作家のデビュー作を読みたい方

芥川賞ノミネートの話題作を読みたい方

忙しい時に気軽に読める中編小説をお探しの方