こんばんは、ちわぷ〜です。
関東周辺、雪で大変な状況ですが皆さんは大丈夫でしたかー?
私は交通機関の乱れに振り回されてなかなかでした( ; ; )
そんな本日は、2021年の芥川賞受賞作品をご紹介致します。
「貝に続く場所にて」石沢麻衣(著) 講談社
あらすじ
コロナ禍の真っ只中にあるドイツのゲッティンゲンで暮らす日本人の「私」の前に、幽霊の野宮が姿を表す。
野宮は東日本大震災で家族を失い、野宮自身は遺体が見つからない行方不明者だった。
その日から、「私」の身の回りで次々と不思議な事が起きる様になる…
コロナ渦のドイツから東北を想う
コロナ禍のドイツが舞台になるのですが、作者の石沢先生がドイツ在住で現地の大学にも通われた方で、リアリティのある描写になっていると思います。
現地の文化なども丁寧に描かれていて、犬好きとしてはトリュフ犬が気になり詳しく調べてみようと思いました。
まとめ
独創的で言葉で言い表せない感覚を味わえる、とても不思議な気持ちにさせられる作品でした。
コロナ前に仕事で石巻に行った際は、まだまだ復興まで時間が掛かりそうに思える状況でした。
今でもまだ元の生活に戻れていない方も多いと聞きますし、震災、コロナ禍と色々考えさせられる作品でした。
作者の方の発想にオリジナリティが強くあり、今後も追いかけたい作家さんです。
こんな人におすすめ
東日本大震災に触れた小説に興味のある方
ドイツの文化に興味のある方
石沢先生のファンの方
リンク