こんばんは、ちわぷ〜です!
犬を扱った小説が面白くて、年末ごろから度々読む様になった馳先生。
本日は、犬は出てこないのですが北海道のアイヌの木彫り師を題材に描かれた感動作をご紹介いたします☆
「神の涙」 馳星周(著) 実業之日本社
あらすじ
北海道の釧路にほど近い田舎町。
中学生の悠は、アイヌの木彫り作家である祖父の敬蔵と二人で暮らしていた。
悠は、アイヌというものを誰も知らない街で暮らしたいという願望があり、高校からは他の街に移り、二度と故郷に帰ってくるつもりはなかった。
ある日、若い青年が敬蔵を訪ねてくる。アイヌではないその青年は、祖父に弟子入りし、アイヌの木彫りを学びたいのだという…
現代のアイヌ
アイヌの知識は以前取り上げた「ゴールデンカムイ」や小説などが主で、実際にアイヌの方に会ったことなどはなかったのですが、
本作を通じて知ったことは、やはり現代でも民族差別的な問題は残ってしまってるんだな〜ということでした。
アイヌの血が流れる中学生の苦悩を通して現代を生きるアイヌの方々のことも知る事ができる作品となっておりますので、アイヌに興味のある方にはオススメの作品となっております。
こちらは時代は違うのですが、漫画でビジュアル的に分かりやすく書かれたアイヌが登場する漫画になります☆
まとめ
北海道の大自然を舞台に、アイヌの木彫り作家という題材を通して家族の心の触れ合いを描いた感動作になります!
馳先生ならではのサスペンスな部分もうまく混じり合い、色々な事を考えさせられる作品になっているかと思います。
アイヌ文化に興味のある方には是非とも読んで頂きたい作品でした☆
馳先生の作品は以前オススメしたこちらの作品もオススメです!
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こんな人にオススメ
アイヌ文化に興味のある方
馳先生のファンの方
現代を生きるアイヌの人々に興味のある方