こんばんは、ちわぷ〜です!
数々の傑作時代小説を発表されている浅田次郎先生。
本日はその中でも私が個人的に一番好きな作品をご紹介させていただきます☆
「流人道中記」 浅田次郎(著) 中央公論新社
あらすじ
時は幕末に差し掛かる1860年。
ある罪を犯した旗本という身分高き武士、青山は切腹を申し付けられる。
しかし、青山はそれを痛いから嫌だと拒否し、遠く蝦夷(北海道)の地に流刑となる。
蝦夷までの道中、青山と同行するのはまだ見習いの乙次郎。江戸に幼な妻を残してきている。
身分高き罪人と見習い与力の不思議な組み合わせ
罪人とそれを監視する者という妙な組み合わせの二人の旅路。
そこに身分の壁も加わり、罪人だけど身分が高い者と、監視者だけど身分が低い者
というアンバランスが生まれて、やり取りに深みが出てきます!
ロードムービー的な展開で、宿場町に着く度に出会いとドラマがあり、胸を熱くさせる人情があり、そして青山という罪人は一体何者なのか?という謎があり。
エンターテイメント要素もばっちりあり、
監視者である乙次郎の目線を通して、様々な事を問いかけられる作品になっています☆
まとめ
なかなか無い組み合わせの旅路を描いた作品で新鮮味があり、
浅田時代劇の決定版というべき内容の作品で、感動させていただきました!
幕末に差し掛かる時代とはいっても、小難しい歴史の話は出てこないので、歴史が苦手な方でも安心して読む事ができる作品です^ ^
浅田先生は「一路」を描く際に中山道を実際に歩いていて、当時の街道についてしっかりとした取材をしており、その知識が本作にもしっかりと落とし込まれているので、
時代小説ファンも納得の深みのある内容となっているかと思います!
浅田先生の時代小説は以前オススメしたこちらもオススメです!
神木隆之介さん主演で映画化が決定している作品です☆
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こんな人にオススメ
珍しい組み合わせの時代小説を読みたい方
浅田先生のファンの方
当時の街道に興味のある方