こんばんは、ちわぷ〜です!
WBCが劇的な勝利だったみたいで巷では大盛り上がりですね!
残念ながら仕事の都合で一試合も生で応援できないのですが、優勝できたら良いですよね^ ^
本日は野球は一切関係ないのですが(笑)
宮部みゆき先生の傑作時代劇をご紹介いたします☆
「ぼんくら」宮部みゆき(著) 講談社
あらすじ
江戸・深川の鉄瓶長屋が物語の舞台。
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまった」
鉄瓶長屋に住まう八百屋の太助が殺された。
それから長屋では不思議な出来事が重なってゆき、
”ぼんくら”な同心、平四郎は事の次第を究明しようとするのだが…
時代劇ミステリーの面白さ!
ミステリーの女王と言っても過言ではない、宮部みゆき先生。
現代もののミステリーの印象が強いですが、実は時代物もメチャクチャ面白いんです!
これは今作に限った事ではありませんが、
個人的に時代物ミステリーの長所だと思っているのは、現代ものに比べて作家さんのアイデアの面白さが際立つという点です!
スマホもパソコンも何にもない、不便極まりない江戸時代。
私だったら生きていけませんが(笑)
つまり、そんな不便な時代では、
現代もので描くと、
「そんなの一発でバレちゃうよ!」
「なんでイチイチそんな面倒くさい事するの!◯◯使っちゃえば一発でアリバイ消滅できちゃうじゃん!」
といった現代ものミステリーで興醒めになってしまうトリック、アイデアは面白いんだけど、無理があるんじゃないかな〜といったトリックが、違和感なく成立してしまうという事。
だって、江戸時代には監視カメラもなければ、鑑識の現場検証もありませんので!
その分、いかにして手掛かりを集めていくのか?といった推理の部分。
どうして犯行に及んでしまったのか?などといった人情的な部分に見どころが多く、
時代小説だとあまり構えずに、ミステリー好きな方でしたら楽しめるかと思いますので、
時代物ミステリーというジャンルにも、お時間がある時にでもチャレンジして頂けると幸いです☆
まとめ
宮部先生の時代物ミステリーの中でも代表作のシリーズの一作目で、
序盤に短いエピソードが続いてゆき、個性豊かな登場人物たちが登場してゆきますが、やがてそれが大きな一つの物語になっていく様は、さすがはミステリーの女王!というべき圧巻の作品でした!
時代小説の型を変に崩さず、それでいてしっかりと宮部先生独自のカラーが入り込んでいて、宮部先生にしか書けない世界観となっております^ ^
宮部先生の時代小説は以前オススメしたこちらの作品もおすすめです☆
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こんな人にオススメ
宮部先生のファンの方
時代物ミステリーが好きな方