ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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活躍の場を失った忍者の末裔たち「忍びの副業」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

本日は時代小説になるのですが、「しゃばけ」シリーズで有名な畠中恵先生の最新作で、今まで時代小説の場合は歴史が苦手な方でも読みやすい作品をチョイスして来ましたが、その中でもこの上ないくらい読みやすい作品をご紹介させて頂きます☆

「忍びの副業」 畠中恵(著) 講談社

あらすじ

戦国時代、勝敗の命運を握るほどに活躍し、かの徳川家康を窮地から救った忍たち。

そんな忍も、江戸の平和な世の中では特にする事もなくて、ただの門番として番所に座っているだけに成り下がっていた。

 

代々伝わっている忍術も、もはや使う機会すらないし、内職をしながら細々と生きている様な日々。

 

そんな中、久々に忍達にお声が掛かり…

戦国を駆け抜けた忍の末裔たち

忍者って漫画とかの影響で、何となく幕末とかにいた忍たちも強かったんだろうな〜ってイメージがありましたけど、

武士でも幕末の方は貧しくて畑を耕していたりしていたくらいなので、

 

実際は忍たちも、ご先祖様って凄かったよね〜とか言いながら内職に勤しんでいたんだろうな〜と、活躍の場が無くなってしまった忍の末裔たちに愛着が湧いてしまいました(笑)

 

そういった入りから、活劇が始まっていくのですが、本当に読みやすく小難しさのないエンターテイメント作品で、歴史物特有の気絶しそうなくらい長ったらしい上に意味が一切分からない歴史背景の説明とかもない(笑)

 

それでいて忍者特有の活劇感はしっかりアリと、バランスの良い作品でした☆

まとめ

エンターテイメント時代小説でナンバーワンと言っても過言ではない作家が贈る力作です!上下巻とボリュームたっぷりですが、そこまで文章が詰まっているわけではないので、ノーストレスで読めますのでご安心ください^ ^

 

あまり時代背景分からなくとも、忍者なんだな、よし!くらいの気持ちで読まれても大丈夫なくらい分かりやすい作品だったので、時代小説初心者の方でもオススメです☆

 

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こんな人にオススメ

畠中先生のファンの方

江戸時代の忍者に興味のある方