こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は何やら物騒なタイトルの時代小説になりますが、短編で歴史の知識が無くても楽しめる、超斬新でユーモアに溢れた作品なのでご安心ください!
あの松田優作さん主演で映画化された作品です☆
「ひとごろし」 山本周五郎(著)
あらすじ
福井藩士の双子六兵衛は犬やヘビにすらビビる臆病者として有名だった。
そのせいで六兵衛の妹はいつまで経っても嫁の貰い手が無かった。
福井藩内で刃傷沙汰があり、騒ぎを起こし藩士を斬った武芸者の仁藤は福井を去った。
捨て置く事はできず、藩主は仁藤を斬る様に命じるが、とてつもない強さの仁藤に立ち向かう者はいなかった。
そんな中、六兵衛がそのお役目に手を挙げる。それは、臆病者の汚名を返上し、妹を嫁にやる為だった。
最強の武芸者に立ち向かう福井藩最弱の臆病者である六兵衛は、お役目を果たす事ができるのだろうか…
爆笑必死!松田優作主演の映画版!
本作との出会いは学生時代。当時、松田優作さんの映画にハマって観てみた作品で、基本的に原作→実写版という流れでチェックをするのですが、
本作は珍しく映画版→原作という流れでチェックしました!
ハードボイルドな印象が強い松田優作さんですが、本作では臆病者の侍を演じ、ユーモア溢れるお芝居をされていて、また新鮮な気持ちで楽しめました!
臆病者の六兵衛が最強の武芸者に立ち向かう方法が、まさかのメンタル的に追い込むというやり方(笑)
六兵衛の潔いまでの卑怯さに大笑いさせてもらいました(^ ^)
まとめ
お堅いイメージの山本周五郎作品ですが、本作はもう砕けに砕けているといった感じで、ゆる〜く読む事ができる作品です!
松田優作さん主演の映画版も面白く、82分と観やすい尺ですので、読書が苦手という方はそちらもオススメです^_^
本作含め、山本周五郎のコミカルな作品をまとめた作品集が最近出版されましたので、下にリンクを貼っておきましたので、もし興味があればチェックしてみてください☆
また機会があれば他の作品もご紹介できればと思いますが、山本周五郎作品は結構コミカルな物も面白いです!
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こんな人にオススメ
斬新で笑える短編時代小説を読みたい方
松田優作さんのファンの方
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