こんばんは、ちわぷ〜です!
本日は小説ではないのですが、ネットニュースで見つけた気になる書物を読んでみましたので、ご紹介させて頂きます!
現実問題として先生が足りず、産休等で休まれる正規雇用の教師の穴埋めが困難となっている地域もあるみたいです。
「先生が足りない」 氏岡真弓(著) 岩波書店
内容
朝日新聞紙面上で、10年以上教師不足の問題を取り上げ続けてきた著者が、
教師不足の問題を中心に、問題提起をしている。
知らなかった、先生が足りないなんて…
ネットニュースでこの書物が紹介されていて、
未婚で子供もいないので最近の教育事情には疎く、先生が足りなくなっているという現状を初めて知ったので、気になって読んでみました!
章立てで、順序立てて説明してくださるので、私の様にこういった問題に疎い方でも分かりやすいのでご安心ください!
10年前に著者が新聞の一面でこの問題を投げかけた際に、反響がなく、現在までも解決の道筋が立っていない事が衝撃でした。
自分が学生の頃、教師不足なんて全く感じず、教師ってなりたい人が多くて競争率高そう〜なんて思って、自分も教職は取らなかったのですが、
現在の教育現場では、地域によっては先生が見つからず、学期途中の産休や急な退職があっても代わりの教員を見つけるのが困難で、しばらくの間、担任が不在の学級もあったり…
どうあがいても先生が見つからず、PTAの集まりで校長から「保護者の方で教員免許持ってる方、先生やってくれませんか?」的な、
ドラマでよく見る飛行機内で急病人が出て、「お客様の中に、お医者さんはいませんか?」みたいな事態になっているんだとか…
なぜ、その様な状況になってしまっているのか?その問題点について、しっかりと考察されています。
まとめ
あまり知られてはいないが重大過ぎる問題、教員不足について、朝日新聞紙面上で10年以上追いかけてきた著者がしっかりと考察した一冊です。
私自身、ゆとり世代に当たりますが、
ゆとり教育などの教育の中身の問題は公でかなり議論されますが、そもそも教師が足りないなどの根本的な問題点は自治体によってもマチマチですし、あまり議論されず、
本書によると、そんなに大きな事と捉えていない自治体もあったりする様なので、重大な問題なのに、あまり知られていない問題となってしまっているのかなと思いました。
新たな学びを得る機会になった一冊でした!
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