こんばんは、ちわぷ〜です!
先日発表のあった本屋大賞。その中で気になったのが第2位の本作でした。
青山先生は昨年の「赤と青とエスキース」に続き今年も第2位…
とはいえ、やはり本屋大賞に2年連続ノミネートされるだけあって上質で、とてもステキな作品でした☆
「月の立つ林で」 青山美智子(著) ポプラ社
あらすじ
怜花は40代の独身元看護師。現在は退職して無職。
帰ってきたり、帰って来なかったりの弟は劇団員。
ある日、怜花は知り合いのネコ、ルナを預かることになり…
(「誰かの朔」)
心温まる5つの連作短編集。
月の満ち欠けの様に揺れ動く心
本作は連作集で、それぞれの話が微妙に繋がっている感じで、各章毎に主人公が代わり、兄妹、元相方、親子など、様々な関係性を描いている感じです。
各話共通で出て来る、タケトリ・オキナという謎の男によるポッドキャスト、ツキない話で語られている事がまたじんわりと染み渡ります。
とっても読みやすくて、一話一話心温まる物語でした!この作品を嫌いだという方はあまりいないのではないかと思います。
一人の登場人物を取っても、まるで月の満ち欠けの様に見る人によって見え方が違うのが印象的でした!
個人的には、元お笑い芸人の相方の話が好きでした!
まとめ
今年の本屋大賞第2位の作品で、著者の方は2年連続で2位という実力派です!
クセのない読みやすい文体、王道の心温まる連作集という感じで、
そこにツキない話の天体ネタが良いアクセントになっております!
所々の仕掛けがウマい作家さんです^_^
読みやすいので、本を読むのが早い方は一気読みできちゃう分量だと思います!
気軽に読める作品なので、気が向いたら是非読んでみてくださーい^ ^
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こんな人にオススメ
月にまつわる物語を読みたい方
心温まる連作集を読みたい方
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