こんばんは、ちわぷ〜です！
以前取り上げさせて頂きました松田優作さん主演で映画化もされた名作「ひとごろし」を収録した山本周五郎先生の作品集。
「ひとごろし」の他も傑作揃いなので、今回は他の収録作もご紹介させて頂きます☆
「ひとごろし」に関しましては、以前取り上げさせて頂いたこちらの記事を参照して頂けますと幸いです☆
「山本周五郎 ユーモア小説集」 山本周五郎（著） 本の泉社
あらすじ
怠け者の弥六は女房に愛想を尽かされ出ていかれ2年経つ。
そんな弥六の元に、ずいぶんと粋な女幽霊が現れる。
まるで夫婦の様に女幽霊と過ごす様になった弥六は、
恨んでいる人がいて、幽霊を送り込んで恨みを晴らしたい人たちに向けて、幽霊を貸し出す商売を思いつき…
（「ゆうれい貸屋」）
ほか、「ひとごろし」など、７作のコミカルな短編を収録。
これぞ文豪！びっくり仰天な発想！
山本周五郎先生のコミカル部門のベストアルバム的短編集で、その柔軟すぎる発想に舌を巻いてしまう珠玉の名作が揃ってます！
一番好きなのが以前オススメさせて頂いた「ひとごろし」
それに負けず劣らずな名作が「ゆうれい貸屋」。
短編と言わず長編で読みたい面白い設定。
ユーモア溢れる時代小説には、やはりダメ男と小股の切れ上がったな粋な女の組み合わせが鉄板！
他の作品も宮本武蔵の話が絡んでるものなど、一つ一つ短編じゃもったいない程に練られた設定で、読み応えのある作品集です☆
まとめ
とりあえずこの作品集を読んでおけば山本周五郎先生の笑えるところを総取りできるといっても良いほど、良作揃いの短編集です！
山本周五郎先生といえば、じんわり泣ける感動作の印象が強いのですが、実はコメディも面白いので、時代小説好きな方は是非読んでみてください☆
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こんな人にオススメ
コミカルな時代小説が好きな方
山本周五郎先生のファンの方
