ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

文章が美しくて、眼福…「送り火」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

本日は初めましての作家さん!表紙が気になったので、特にあらすじ読まずにジャケ買いしてみました^ ^

芥川賞受賞作になります☆

送り火」 高橋弘希(著) 文藝春秋

あらすじ

親が転勤族の中学3年生の歩は、東北の田舎に引っ越してくる。

翌年には統合される予定の生徒数の少ない学校だったが、

花札、ナイフ、不思議なコミュニティだった…

小川洋子的、ヒーリング効果がある文章!

文学的なタイプの芥川賞受賞作、内容はどちらかと言えば男性向き、

一番の特徴は文章の美しさで、個人的には小川洋子さんを思い出しました。

 

美しい言葉を選んで使っているというよりも、言葉の連なりが美しく、何とも言えない気持ちにさせられる感じというのでしょうか。

 

個人的にはこういう文章は好きで、もうストーリーとか関係なくずっと読んでたい、

癒される〜という感じでしたが、

ストーリーはけっこう途中から激しくなってゆきました(笑)

 

よくある、ほのぼのとした田舎にやってきた僕的な作品なのかな〜と思って読んでましたが、最終的には芥川賞らしい文学的な展開になってゆきました。

 

好き嫌い分かれるかも知れませんが、こういった美しい文章を書く作家さんは好きだし、この言葉は映像化しても伝えきれない、小説ならではの醍醐味だと思いますので、

ストーリーには特に共感は出来ませんでしたが、読んで良かったな〜と思えた作品でした☆

まとめ

文学的なタイプの芥川賞受賞作で、文章が美しいです。

閉鎖的なコミュニティの中の中学生男子、という特殊な世界観で、

男性の方が主人公に共感できる作品だと思いました!

 

芥川賞受賞作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです!

こちらは、アイドルファンを題材にした読みやすいタイプの作品になります☆

chiwawatan.hatenablog.com

ランキングに参加してみました!もしお手間じゃなければ、ポチっとして頂けますと幸いですm(_ _)m

こんな人にオススメ

文章の連なりが美しい作品をお探しの方

高橋先生のファンの方