こんにちは、ちわぷ〜です!
あぁ、旅に出たい…
繁忙期からの現実逃避で、この夏なんど逃亡しようと思った事か(笑)
しかし、残念ながらそこは大人。実行に移す勇気は無く、
小説の世界で旅気分を味わおう!という事で、
沖縄を舞台にした短編集を読んでみました☆
「なんくるない」 よしもとばなな(著) 新潮社
あらすじ
桃子は、脚本家である夫と別れ、姉のところに転がりこんでいた。
ある日、理不尽な事で傷ついた桃子は、沖縄へ旅に出て…
(「なんくるない」)
表題作含めて、沖縄を舞台にした4つの短編を収録。
ばなな先生が感じた沖縄
「TSUGUMI」の時も感じましたが、ばなな先生の感じ方って独特。
沖縄らしい爽やかな描写もありましたが、心に残っているのは不思議な空気感。
分かりやすく沖縄!という感じではなく、その時ばなな先生が感じ取った空気をそのまま缶詰にしてお届け!といった感じで、
その時、その場所にいなければ感じられなかったであろう空気感を追体験できて良かったです。
旅人目線の作品ばかりですが、その旅人それぞれ影がある感じで、爽やかな沖縄を感じたい方には向かないかも知れません。
毎回あとがきも読み応えがある、ばなな先生。
今回は珍しく文庫の方をチョイスしましたが、文庫の方には単行本のあとがき、文庫版のあとがきと2つ載っていて正解でした(^ ^)
文庫版のあとがき曰く、”この小説は、もしかしたら私にとって大きい作品集ではないかもしれないけど、折にふれて思い出す、好きな作品ばかり”
との事。
個人的には、今まで読んできたばなな先生の作品と比べると、インパクトがある作品ではなかったのですが、
確かに表題作のあの感じ、あの空気感はきっと度々思い出すだろうなぁ〜と思いました☆
まとめ
優しい物語に定評のある、ばなな先生が沖縄を舞台にした短編集で、
沖縄を舞台にした作品でよくある明るい爽やかな物ではなく、
ばなな先生の感性で表現している作品です!
登場人物それぞれ背負っておりますので、
沖縄なんで爽やかな話かな!と思って読むとちょっとイメージが違うかもしれません。
まだ、ばなな先生の作品は未読だよ〜という方は、下記に貼ってある作品の方が読みやすいかもです^ ^
読みやすい作品で、半日あれば読めるかと思いますので、
ばなな先生のファンの方はぜひ読んでみてください☆
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こんな人にオススメ
ばなな先生のファンの方
沖縄を舞台にした心癒される物語をお探しの方