おはようございます、ちわぷ〜です!
週一ばなな生活継続中!
今回は最新作を読んでみましたので、ご紹介いたします!
今回の作品は、ばなな先生では珍しい、大きなうねりのある物語でした。
「はーばーらいと」 吉本ばなな(著) 晶文社
あらすじ
まるで家族の様に育った、つばさとひばり。
ひばりは、つばさに恋をしていた。
ひばりは中学を卒業すると、ある集落へ引っ越す事になる。両親を取り戻すために…
今までのばなな作品とは明らかに違う
まず、ばなな先生の名前の表記の謎なんですけど、なんで吉本ばななと、よしもとばななが混在しているのかな〜と遅まきながら調べてみたら、
デビューは吉本ばなな
ある時改名して、よしもとばなな。
そして、最近また戻って吉本ばなな。
って感じらしいです!
そして、作品の内容なのですが…
超ヘビーでした…
なんて事ない日常を切り取った作品を扱う事が多いばなな作品ですが、
この作品は、異常な状況下の日常を描いていると言いますか…
どん詰まりな状況に追い込まれていくひばりをつばさが助けるといった感じの内容なのですが、
極端な悪人は出てこないのに、行き場が無くなってしまっている感じが、もう救いようがなさすぎて(T . T)
短いページ数に、人間の綺麗なところ、汚いところが全て描かれている感じでした。
今までご紹介してきたばなな作品とはちょっと毛色が違うので、ばなな先生のファンの方でもちょっと覚悟した方が良いかもですが、
救いがないわけではなく、つばさとひばりの淡い関係性や、他のばなな作品に比べて詩的な表現の多いセリフ、心にすっと入ってくる言葉はやはりばなな先生ならではの物で
この作品によって救われる人も多いだろうな〜と感じました☆
まとめ
過酷な状況に追い込まれたヒロインを救うという、ばなな先生の作品では珍しいくらいのうねりのある物語で、
少し今までのばなな作品と毛色は違いますが、空気感や優しい言葉はばなな先生のもの。
かなりヘビーなので、ばななファンの皆さんも読むタイミングを選んで、
ばなな先生の作品が初めての方は、まずは別の作品で慣らしてからが良いかも知れません。
深く考えさせられましたが、良い作品でした☆
ばなな先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
ばなな作品未読の方にもオススメです☆
ランキングに参加してみました!もしお手間じゃなければ、ポチッとして頂けますと励みになりますm(_ _)m
こんな人にオススメ
ばなな先生のファンの方
深く考えさせられる物語を読みたい方