こんにちは、ちわぷ〜です!
気づけば投稿を初めてだいぶ経ち、500件くらいの記事を投稿していたみたいです!
だいぶ過去の記事が見つけにくくなってきましたので、ブログにカテゴリーを表示して、読みたい気分の作品を見つけやすくしてみました!
カテゴライズしていない作品もあるので全て網羅しているわけではないのですが、作品選びの参考になれば幸いですm(_ _)m
週一ばなな生活(よしもとばなな作品を毎週読む事)と並行して、千早先生の作品も週一で読み始め二重生活の真っ只中です☆
「あとかた」 千早茜(著) 新潮社
あらすじ
結婚を控えてマリッジブルーな私は、気を紛らわす為にバールで一人時間を過ごしていた。
そこで不思議な話し方をする年上の男性と出会い…
(「ほむら」)
上記含め、6本の連作短編集。
どこか文学めいた短編集
他の作品同様、男性にはなかなか読みにくいテーマで、
女性からしても、なかなか共感しずらい設定のラブストーリーが多い千早先生。
本作で言うと、
「ほむら」のマリッジブルーで他の男性と出会ってしまう女性も、
将来性の薄い男と不倫をしてしまう「ゆびわ」も、
なかなか共感できるという人はいないでしょう。
でも、やっぱりどうしても読んじゃう(笑)
不思議な魅力のある作家さんです^ ^
上記2本のこれは共感しずらいな〜っていう作品が、読み終わってみると心に残り面白かった!
中でも「ほむら」は素晴らしかったです!
千早先生の作品に出てくる、性格の歪んだ男性達はやっぱり魅力的で、
「ほむら」は、相棒の右京さん?
ってくらい、なんだか独特な話し方の男性。
結婚していないのでよく分からないところがありますけど、
不倫物の作品が流行るのって、要するにロマンティックなファンタジー気分に浸りたいからであって、
ドラマとか映画とか、ロマンテックな気分に浸るのにぴったりな俳優さんが演じてるイメージです。
なのに、今作の独特な口調の男性も、主婦の相手の料理人をしている柄の悪目のフリーターも、全然ロマンチックじゃない(笑)
でも、何でだか分からないけど、読み終わった後に他のも読みたいなと思ってしまう。
特にタイトルに選んだセリフが出てくる、戦国時代の血天井のエピソードは非常に心に残りました!
血天井という文化を知らなかったので、歴史好きとしては良い知識を蓄えられました!
最後のエピソード「ねいろ」の熱帯魚もそうですが、千早先生の知識力って半端ない。
それをちゃんとエピソードに落とし込んでくるものだから、ぶっ飛んだ女性達の行動もなんだか文学的に見えてくる!
今回も読んでよかったなぁ〜と思いました☆
まとめ
女性向きの作品で、なおかつ結構好き嫌い分かれる作品です!
千早先生の作品はまだ未読だよ〜という方は、今作からではなく、
他の作品からの方が良いかも知れません^^;
私のブログでも色々と紹介しておりますので、【千早】で検索してみてください(^ ^)
御伽噺を題材にしたものも描かれているみたいですので、今度はそれを読んでみようかな〜と思います☆
千早先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
不倫物を読みたい方
千早先生のファンの方