こんにちは、ちわぷ〜です!
本日はお久しぶりな作家さん!
いつもひっそりと読ませて頂いている、他の方のブログで取り上げられていた作品で、気になったので真似して読んでみました☆
「ライオンのおやつ」 小川糸(著) ポプラ社
あらすじ
雫は若くして余命を宣告され、瀬戸内海の海を望むホスピス、ライオンの家へやってくる。
そこでは毎週日曜、入居者の思い出のおやつを食べられる”おやつの時間”があり…
命があるから、今日がある。
優しい文章が大好きな小川糸先生。
ただ、本作に関しては何だか重そうな題材でしたので、読もうかどうか迷っていましたが、他の方のブログを読んでこれなら読めそうと思い、読んでみました^ - ^
もちろん命を扱っている作品ですので、軽いという事はないのですが、心洗われる、優しい気持ちになる作品でした!
ライオンの家にやってくる入居者たち、それを迎えるマドンナ達、(おばちゃんだけど、本人がそう呼んでもらいたがっているから、それで良し)
タヒチ君やボランティアスタッフ、それぞれに人生があり、読後感は何とも言えない余韻がありました。
色々と食にまつわる作品を書かれている作家さんみたいで、おやつの時間の描写、色々なレパートリーのお粥、タヒチ君が作ってるワイン、などなど、ただ単においしそうなだけではなくて、物語にちゃんと寄り添っていて良かったです!
醍醐味の語源になったという蘇の話は初めて知りました!それでまたその話が深くて…
たくさんの人を見送っていくマドンナの人生が気になる…
ぜひマドンナ主役の作品も書いていただきたいなぁ〜
ホスピスというもの自体あまり詳しくはなかったのですが、考える良いきっかけになる良い作品でした☆
まとめ
重そうな題材ですので躊躇われる方も多いかも知れませんが、温かい気持ちになる作品ですので、その点はご安心ください!
文章は簡潔で読書慣れしていない方にも読みやすく、心に入り込んでくる優しい文章です。
小川先生は他にも食に重きを置いた作品を書かれてらっしゃるので、また他の作品も読んでみたいと思います☆
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こんな人にオススメ
ホスピスに興味のある方
心洗われる物語を読みたい方
小川先生のファンの方