こんにちは、ちわぷ〜です!
芥川賞候補に関してはまだ単行本になっていない作品が多いみたいで、文芸誌はチェックしない派ですので(単行本になる時に改稿されるから)
まだ未読ですが、以前取り上げたホセ先生も再びノミネートされてて密かに応援しております!
また、直木賞候補に関しましては、この間取り上げた作品もノミネートされてました!
直木賞候補の方は既に単行本が出ておりますので、一人選考委員ごっこがてら全部読もうかなとか考えております(笑)
そんなわけで、本日は芥川賞受賞作をご紹介いたします☆
「蛇にピアス」 金原ひとみ(著) 集英社
あらすじ
ルイは、蛇の様に二つに割れた舌、スプリットタンを持つ男、アマと出会い恋に落ち、
身体改造にのめり込んでゆくのだが…
センセーショナルなビジュアルの蜷川幸雄映画版!
原作を読んでなかなかショッキングなストーリー展開ながらも、破滅的なラブストーリーに、あぁこれぞ芥川賞!という、何とも言えない雰囲気に酔う感じが好きで、その勢いのまま演劇界の巨匠、蜷川幸雄が監督した映画版を見てみました!
刹那的なラブストーリーはロミジュリなど蜷川さんの十八番でしたのでかなり期待してました^_^
結論、原作よりもショッキングでした(良い意味で)
文章で想像するスプリットタンと、実際に高良健吾さんが演じてビジュアルで見せられるスプリットタンとでは迫力が違い過ぎて…
あとは蜷川さんの演劇を知っている方でしたら何となく想像が付くかもしれませんが、吉高由里子さんがそこまでやるかってくらい、かなり体当たりでした^^;
しかし改めて蜷川さんって凄い人だったんだな〜と思います。
演劇作品も毎回ビジュアルが凄かったですし、それが映画に落とし込まれておりますが、映像としてしっかりとした見せ方をされている気がします(もちろん、周囲のサポートはあったんじゃないかと思いますが)
聞き齧った話ですと、確か吉高由里子さんが撮影前に交通事故に遭われたとかで出演が危ぶまれたらしいのですが、吉高さんが復帰するのを待って撮影に入ったのだとか…
それだけ蜷川さんも吉高さんに懸けてらっしゃったんでしょうね☆
まとめ
芥川賞受賞作としては王道的?な破滅的なラブストーリーで、芥川賞の傾向が合っている方は好きタイプなんじゃないかなぁと思います!
映画版もかなり力が入っていますが、目を背けたくなる様な部分もあるのと、PTAが間違いなく取り締まりに入る感じの内容ですので、その点ご留意ください^^;
高良健吾さんが派手なビジュアルでしたが、これはこれでカッコ良かったです☆
芥川賞受賞作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
金原先生のファンの方
蜷川幸雄監督の映画版のファンの方