こんにちは、ちわぷ〜です!
感性が面白くて、色々読ませて頂いた千早先生。
今回はそんな千早先生の代表作である、直木賞受賞作をご紹介いたします☆
「しろがねの葉」 千早茜(著) 新潮社
あらすじ
戦国時代末期の石見銀山は、富を求める時の支配者によって翻弄されている。
少女ウメは、山師の喜兵衛に拾われて銀山に寄り添い年月を重ねてゆく…
時代ものでも千早節は健在!
直木賞を受賞し話題になった本作ですが、何となく千早先生の時代小説がイメージできずに後回しになってしまっておりました。時代小説の中で千早先生の良さが活きるイメージが湧かなくて…
でもこれはハイレベルな時代小説!
しかも、戦国末期の石見銀山という、時代小説一本目としては超難題!
歴史に名を残した人々を描いているわけでもないので、何のガイドラインもない。
石見銀山の正しい読み方すら知らない人も多いでしょう!(正解は、いわみぎんざん)
以前ご紹介した、石見銀山を舞台にしたミュージカルを作るという、ようこそ、カズ先生を読んでいたので何となく知ってはいたのですが、世界遺産になっているとはいえ、普通の人は知らないでしょう。
そんな場所を題材にして、物語の世界にいざわうという事は、かなりの実力を要します。
しかも、時代小説でありながら千早節は炸裂。
今回もちゃんとイケオジが出てくる!
そして、銀山に生きる女性は三人の夫を看取る。と言われるくらい、長く生きられない銀山の男たち。
千早節+今回は時代に翻弄されて人々が描かれていて、プラスアルファで趣がある!
流石としか言いようのないクオリティでした☆
まとめ
石見銀山を題材にした時代小説と聞くと、既存の千早ファンもちょっと手が出しにくいですが、読みやすいですし、千早先生らしい作品になっておりますので是非お読みください!
新鮮な題材で、目が肥えた時代小説ファンも楽しめる内容になっているかと思います☆
とても良かったので、ぜひまた時代小説を出して頂きたいです!
「大奥」的なヤツだと嬉しいです☆
千早先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
石見銀山の歴史に興味のある方
直木賞受賞の話題作を読みたい方
千早先生のファンの方