こんにちは、ちわぷ〜です!
中学生の頃にハマっていた森博嗣先生。
最近ご無沙汰だったのですが、とても気になるシリーズがありましたので読んでみました☆
「馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow」 森博嗣(著) 講談社
あらすじ
探偵事務所にあるホームレスの青年の調査の依頼が入る。
そのホームレスの青年は敢えて働かず、独特の価値観を持っていた。
ホームレスの青年の知り合いのホームレスが亡くなり、新たな事実が発覚し…
予想だにしない展開に胸が張り裂ける
こちらはXXシリーズという最近始まったシリーズの第一作目!
実は「情景の殺人者」というシリーズ3作目が面白そうで、シリーズものである事を知らずに読んでしまい、面白いじゃん!という事で1作目から読み直そう!という感じです
(^ ^)
森先生はおそらく中学生の頃ぶり?超久々で、当時はどちらかといえば理系の頭の良い感じのミステリーなイメージで、中学生特有の背伸びがあり、森博嗣読んでるのスゴイでしょ?みたいな感じで読んでる人が周りに多くて(私もその一味)
中学生には高尚な部分もあり、青春の思い出と共に難しい作家さんというイメージがありました(^◇^;)
けど、久々に読んでみた印象はまったく真逆!こんなに読みやすく、深いテーマのミステリーってなかなかない!
中学生の頃からの真逆の印象に、時の流れを感じました(⌒-⌒; )
ミステリーとしては何か深い謎があるわけではなく、メッセージ性が強い印象の作品。このシリーズはそういう作りなんでしょうか?
前半の流れから、まさか、そうなる!?という風には思わなかった展開に胸が張り裂けそうになりながら一気読みしてしまいました(T . T)
ホームレスの青年の独特な価値観。
単なるモラトリアムで働かないのではなく、明確な考えを持ってホームレスという生き方を選択している。
もしかしたら、彼の感性を独特と思ってしまう私や現代社会に生きる人々の方が異常なのでは?とさえ思わされてしまう。
そして読み終わって感じるのはタイトルが秀逸だという事。
読後にまた突き刺さってくる。
彼の調査を請け負った探偵の女性との距離感も良く、「情景の殺人者」でも感じましたがセリフの力の抜けてる等身大のやりとりが素晴らしい。
ちゃんと全てのキャラが生きている。
久しぶりに追いかけたいと思わせてくれるシリーズでした☆
まとめ
最近始まったXXシリーズの第1作目!
凝った謎のあるミステリーというわけではありませんが、メッセージ性が強く突き刺さってくる。
森先生は久々でしたが、今後頻繁に読んできたいと思いました!
次はシリーズ2作目を読もうと思ってます( ^ω^ )
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こんな人にオススメ
メッセージ性の強い作品を読みたい方
森先生のファンの方