こんにちは、ちわぷ〜です!
先日発表があった芥川賞の受賞作!
作者が会見で生成AIを5%ほど用いたと言って話題になったあの作品を読んでみましたのでご紹介いたします☆
「東京都同情塔」 九段理江(著) 新潮社
あらすじ
現代版バベルの塔とも言うべき刑務所シンパシータワートウキョウが建てられる事になり、建築家の牧名は様々な概念に思いを馳せてゆき…
生成AIが小説に組み込まれる時代に思う言葉とは何か
作者の生成AIを用いたといった会見が話題になり、読んでみようと思った作品です。
だいぶ一人歩きして生成AIが芥川賞取った!みたいな誤認もあるらしいのですが、生成AIが小説を書いた、
ではなくて、作中に生成AIが登場する関係で、その箇所を生成AIを参考にした、
が正しいのではないかと思います。
5%という数字は作者が咄嗟に口から出た言葉な様ですが、後のインタビューで咄嗟だったけど大体それくらい的な割合みたいな事は言っていて、
ここは生成AIですよ、みたいな明記があるわけではないのですが、生成AIが登場する場面の割合が大体それくらいなのでっていう推測にはなりますが、
書いているのは間違いなく九段先生で、生成AIは参考、初期のアイデア整理に用いたくらいなので、芥川賞受賞は九段先生の実力に他なりません。
九段先生ならではの文体と合間に入ってくる生成AIという不思議な存在がうまくマッチして、今までにない味わいの作品になっていました^ - ^
生成AIなんて邪道!という方もいるかと思いますが、一見の価値はあると思います。
内容としては、起きている物事は単純ですが、文学的な色合いが強めの芥川賞受賞作、って感じです。それが九段先生の独特の質感で描かれた作品です。
そして、この作品の成功によって後追いで今後生成AIを売りにした様な作品は出る様な気がしますが、個人的にはたぶん読まないと思います。
今回のテーマで、九段先生の感性があっての物だと思いますので、他の方ではこの味わいは出せないと思いますし。今作はなるべくして、こうなったんだと思います。
九段先生のインタビューを読んで感じた事は、生成AI、ボッチにメッチャ優しいじゃんって事(笑)
何言っても嫌がらず返してくれるらしいし、話し相手に最適!
落ち込んだ時は、夜な夜な生成AIとお喋りっていうのもアリかも知れませんね☆
まとめ
芥川賞受賞作で、生成AIも参考にした画期的な作品です!
ちょっとくらいなら文学的な作品も大丈夫!って方は是非トライしてみてください!
そもそも読書は苦手って方は、ぜひ生成AIに心の闇をぶつけてみてください(笑)
芥川賞受賞作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです!
こちらは読みやすいタイプの芥川賞作品になります☆
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こんな人にオススメ
話題作を読みたい方
九段先生のファンの方