こんにちは、ちわぷ〜です!
「同志少女よ、敵を撃て」がメチャクチャ面白かった逢坂先生。
本日はそんな逢坂先生の最新作を読んでみましたので、ご紹介いたします!
本作は戦時中のドイツを舞台にした知られざる歴史的事実でした☆
「歌われなかった海賊へ」 逢坂冬馬(著) 早川書房
あらすじ
1944年。ナチスが支配するドイツが舞台。
父を処刑された少年ヴェルナーは、反体制勢力である、エーデルヴァイス海賊団の少年たちと出会い、ヒトラーの親衛隊である、ヒトラー・ユーゲントに戦いを挑む…
かつてナチスに立ち向かった少年たちがいた事実
この時代のドイツの事はあまり詳しくはなかったのですが、エーデルヴァイス海賊団というフレーズが出た瞬間に、巻末の参考文献をチェック。
一番最初にエーデルヴァイス海賊団の資料名が載っている事を確認し驚き。
フィクションっぽいネーミングでしたが、本当に存在していました!
ユダヤ人の虐殺、ドイツ人でも些細な批判で処刑(これは日本でもあったけど、ドイツの方がより厳しい印象)など、日本以上に厳しそうな印象があるドイツ。
そのドイツで、ナチスに立ち向かった少年たちがいたという事実。
もちろん、ストーリー自体はフィクションでしょうが、ヒトラーに立ち向かった少年がいたという歴史的事実に驚愕しました!
日本にも立ち向かった人達はいたのですが、それは大人。
命懸けの戦いに何とも言えない気持ちになりましたね…
同志少女よりも、青春感が強く、それが戦争の悲劇をより際立たせている印象。
文章は、若い先生だけあって同志少女よりも更に巧くなっていて読みやすかったです☆
まとめ
「同志少女よ、敵を撃て」でデビュー作にして本屋大賞受賞の著者が贈る、戦時下のドイツに実在したヒトラーに立ち向かった少年たち、エーデルヴァイス海賊団の戦い!
文章も読みやすく、アクション場面は特に読み応えあり、そして実在した組織である事にびっくり。
大変、興味深い一冊でした!
是非、逢坂先生の次回作も読みたいと思っております☆
逢坂先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
逢坂先生のファンの方
エーデルヴァイス海賊団に興味のある方