こんにちは、ちわぷ〜です!
現在仕事で調べている温泉関係!
先日、西先生の「まく子」をご紹介させて頂きましたが、他にも温泉を舞台にした作品を書かれているとの事でしたので読んで見ました!
「まく子」の記事はこちらです☆
温泉宿の風情を描いた「まく子」に対し、今回のは殺人事件が起きる、というエンタメ要素が多い作品でした☆
「窓の魚」 西加奈子(著) 新潮社
あらすじ
温泉宿で一晩を過ごす二組のカップル。
一人一人、それぞれ孤独を抱えている。
そして、翌朝、一体の死体が発見される…
「まく子」とは違う文学的なタッチ!
同じ温泉地が舞台でも、子供の目線を丁寧に描いた「まく子」とは違い、本作はどこか文学的。同じ作者とは思えない振り幅でさすがでした!
登場人物それぞれ孤独を抱えているのですが、その孤独自体は現代っぽいのですが、描き方がどこか古き良き文学って感じで、不幸の押し売りには感じない。
出てくる人物みんな死の匂いがぷんぷんしているのですが、その纏い方が文学的っぽくて、どこかその影が魅力的に映る。
今まで読んできた作品全部、筆のタッチが全然違う。
肉子ちゃんを書かれた先生とは思えない(笑)
さすがに一流だな、と思いました☆
まとめ
どこか死の匂いが香る、文学的な作品です。
西先生の作品を色々読まれてる方はその凄さが分かるかと思いますが、まだ西先生の作品は読んだ事がないよーという方にとっては、好みが分かれてしまうかも。
そんな方は以前取り上げたこちらの作品がオススメです☆
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こんな人にオススメ
温泉旅館を舞台にした文学的な作品を読みたい方
西先生のファンの方
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