こんにちは、ちわぷ〜です!
最近ハマっている時代小説第七世代?の蝉谷めぐ実先生!
本日は、最新作を読んでみましたのでご紹介させていただきます☆
「万両役者の扇」 蝉谷めぐ実(著) 新潮社
あらすじ
芝居に関わる人間は、みな業が深い。
衣装屋、カツラ屋、劇場内を売り歩く饅頭売り、などなど…
人間の欲が舞台の上には溢れている。
狂気を感じる美の追求
今作も芝居に関わるネタになりますが、ダヴィンチでのインタビューによると、一旦芝居ネタはこれで一区切りになり、次回作からはまた違う題材になるとのこと!
区切りの作品との事で、方向性は一緒で突き詰めた感じなのかな?と思っていましたが、まったく違うアプローチの挑戦作、といった感じでした!
文章の感じも今までと違う様に感じました!
今までは特に役者、女形にスポットを当てた作品になってましたが、今回は芝居に関わる人間の業を描いた連作!
美の追求をしているのは何も役者だけではなく、役者の身に着ける物を作る人々、幕内弁当が誕生した頃の話なので、食べ物関係としてその煽りを受けた饅頭売りなど、みんな精一杯に生きている。
しかし、普通の人より賢明に生きている彼らは、狂句をはらんでいる…
なかなかチャレンジングな作品でした!
なんかこの先生、芝居ものじゃなくとも、むしろ時代小説じゃなくとも面白そう!
次回作も楽しみにしております☆
まとめ
芝居に関わる人間の狂気を描いた作品。
今までの蝉谷先生の作品を読んだ事がある方でも、新鮮な気持ちで読めるチャレンジングな作品です!
まだ蝉谷先生の作品を読んだ事ないよ〜という方は、まずはこちらの作品がオススメです☆
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こんな人にオススメ
江戸時代の芝居を描いた作品を読みたい方
蝉谷先生のファンの方