こんにちは、ちわぷ〜です!
今年の本屋大賞候補作は気になるものばかりで、大賞が決まった後もチョコチョコ色んな作品を読んでおります!
その中で、メチャクチャ面白い作品を見つけましたので、ご紹介させて頂きます☆
「存在のすべてを」 塩田武士(著) 朝日新聞出版
あらすじ
ある奇妙な誘拐事件が起こり、誘拐された少年は三年後に戻ってくる。
その三十年後、新聞記者の門田はその少年の現在の姿を知る事になり、真相を調べ始める…
ワクワクが止まらない、傑作長編ミステリー!
この手の長編ミステリーって、あまりにも緊張感があり過ぎて途中で息苦しくなってきてしまうもので、得てしてクライマックスにはこっちが力切れ、どんなに面白いオチも頭に入ってこない、ということがありがちだと思うのですが、
本作はワクワクがずーっと持続したままクライマックスに突入できました!
誘拐された少年の空白の三年間、その後の人生が気になりながら読んでいて、グイグイ引きつけられる!
特に絵の知識は皆無でしたが、とても読みやすく説明されていて、写実画ってなんだか面白そう!とそちらもちょっぴり興味を持ちました^ ^
中盤以降、ミステリーよりかはどちらかといえば人間ドラマになってゆくので、とことん最後までミステリーを楽しみたい!という方には向かないかも知れませんが、
この作品に悪い評価を付ける人ってあんまりいないんじゃないの?と思うくらい穴の少ない作品。
個人的にはこれくらいのバランスがちょうどよく、あまりにミステリーを追求したエンタメ作品だと血が通っていない様に思えて読むのが辛くなっちゃうんで良かったです!
以前読んだ「罪の声」も面白かったですが、個人的にはそれ以上でした(^ ^)
まとめ
バランス良くうまくできた長編ミステリーで、謎の提示がうまく、中だるみもなく読みきれました!
実写化向きの作品だと思いますので、ぜひ映画化してほしいな〜と思います☆
塩田先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです!
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こんな人にオススメ
バランスの良い長編ミステリーを読みたい方
塩田先生のファンの方