こんばんは、ちわぷ〜です!
以前、同じ芥川作品で「桃太郎」をご紹介させて頂きましたが、
(下記、以前に取り上げた際の記事です)
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今回も芥川が描く、ダークで毒の効いた童話を取り上げさせて頂きます!
あまり知られていないのですが、日本人なら誰でも知っているあの「猿蟹合戦」
なんと、その話の続きを芥川龍之介が書いていたのです☆
「猿蟹合戦」芥川龍之介(著)岩波書店
あらすじ
握り飯を奪われたカニの仇討ちの為、臼(うす)、蜂、卵を仲間につけ、猿に仇討ちしたカニ達。
有名な「猿かに合戦」のその後は童話では語られていない…
仇を討ったカニは逮捕され、裁判の結果「死刑」を言い渡されていた…
おとぎ話のその後を描く斬新な発想
「猿かに合戦」は日本人が好きそうな敵討ちの話ですが、その後、敵討ちをしたカニ達がワルモノになって、裁判で死刑になるなんて…
発想が面白いですよね!
「桃太郎」の記事の際にも書かせて頂きましたが、個人的に思い入れのある作品です!
両作品ともにキャッチーな発想の中に、しっかりとしたテーマがあって、楽しく読めつつも考えさせられる作品でもあります。
芥川が単なる流行作家で終わらず、今も読み継がれる理由がよく分かる2篇で、芥川入門にもオススメの作品です☆
まとめ
短編が多く、短い作品の中に面白さが詰まっている芥川作品。
本作も「桃太郎」もメチャクチャ短編ですぐに読み切れる作品ですので、お時間が無い方にもオススメできる作品です!
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こんな人にオススメ
文豪の知られざる名作を読みたい方
ダークな童話を読みたい方
時間がなくてすぐ読み切れる短編をお探しの方。
下記リンクの書籍は、「桃太郎」「猿蟹合戦」を含む前20作品をまとめた物です
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