こんばんは、ちわぷ〜です!
ゴールデンウィーク中に読んだ面白かった作品をご紹介させて頂きます!
以前から読みたいと思っていたもののなかなかタイミングが合わなかった西加奈子先生の作品です☆
「さくら」西加奈子(著) 小学館
あらすじ
年末、家を出ていた父親が実家に戻ってきた。
薫は彼女と過ごす年末より、愛犬さくらと過ごす年末を選び、実家に戻る。
歪んでいった家族。しかし、昔はそうではなかった。
誰からも愛される兄が死ぬまでは…
西加奈子先生の死生観
犬が出てる作品ってだけで何となく読みたくなってしまい、しかしなかなかタイミングが合わず積んでいた作品でしたが、ゴールデンウィークにようやく読む事ができました!
もうすでにこの世を去った兄と過ごした日々を回想していく様な形式になっており、西先生らしいユーモアで笑わせてもらいながらも、どことなく死の匂いが全編に渡り漂ってくる、何とも言えない塩梅の作品でした。
その中で一癖も二癖もある、多様性のある登場人物たちのエピソードがあり、西先生のマイノリティに対する眼差しを感じました。
個人的には、公園の老人とのエピソードが一番好きでした!
なんとなくフェリーニ監督の「道」の天使の衣装を着た旅芸人?とのくだりみたいな、西先生の言いたい事がここに詰まってるんだろうなと思う良いセリフでグッときました☆
まとめ
ホームドラマですが、よくあるアットホームなだけのものではなく、胸に来るものがある作品でした!
かといって暗いばかりではなくて、途中しっかりと笑わせてもらい、楽しませて頂きました!
後日取り上げる予定の「漁港の肉子ちゃん」を読んだ際にも思いましたが、西先生のユーモアのセンスって素晴らしいと思います^ ^
北村匠海さん、吉沢亮さん、小松菜奈さんらが出演する映画版もあるとの事なので、そちらもチェックしてみようと思います☆
西先生の作品は、以前取り上げたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
深いホームドラマを読みたい方
西先生のファンの方