ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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やりがいと過労死ラインの狭間で…「先生も大変なんです〜いまどきの学校と教師のホンネ〜」

 

こんばんは、ちわぷ〜です!

 

先日「先生が足りない」を読んで教師を取り巻く現状に興味を持ち、

前回は教員不足を主題に取り上げた書籍でしたが、今回は教育現場の過酷な現状を福井県で教師をしている著者がまとめたものを読んでみましたのでご紹介いたします☆

「先生も大変なんです〜いまどきの学校と教師のホンネ〜」江澤隆輔(著)

内容

福井県の公立学校教諭である著者が、長時間労働や賃金の問題など、

実際の現場で起きている現状、現場で働いている教師でないと分からない現実を綴っている。

過酷死ライン超えの勤務時間も、もはや当たり前と化している現状

今回知った中で強烈だったのが、過労死ライン超えの勤務時間が珍しくないという現状

で、中学校の教員の半分以上が過労死ラインに達しているとか!!?

 

勤務時間前に開く校門、深夜まで当たり前に続く残業。

 

なんと文部科学省によると5000人以上の教師が精神疾患により病気休職を余儀なくされているとか!

 

それでいて、残業代という概念がない状況で賃金が増えるというわけではなく、

部活の顧問になれば更に時間が取られて、手当もわずかばかり、

 

しかも交通費は出ないらしく、顧問が部活の指導で使う物、たとえばテニス部なら教師用のラケットなどは、自費なんだとか!

 

現役教師が語る教育の現場の実情は、衝撃的なものばかりでした…

まとめ

少子化で楽になってるんじゃないかとすら思っていた教育の現場の壮絶な状況に驚かされる事が多く、先生というやりがいのある仕事を目指す学生が少なくなってしまっているのも頷けてしまう状況でした。

 

子供たちには健やかに学んでもらいたいのに、5000人以上の教師が精神疾患で休職を余儀なくされている状況は、子供たちにとっても良いとは言えないのではと思いました…

 

色々と新たな事を知れて、有意義な一冊でした!

 

教育の現場の現状を知りたいという方は、以前オススメしたこちらの書籍もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

教育の現場の現状を知りたい方

教師志望の方

教育に対して関心がある方