こんにちは、ちわぷ〜です!
先日オススメした「透明な夜の香り」が面白すぎて、また千早先生の作品をリピートしましたのでご紹介致します☆
「神様の暇つぶし」 千早茜(著) 文藝春秋
あらすじ
女子大生の藤子は、父が亡くなり、母は他の男性と東北で暮らしており、孤独に暮らしていた。
また、藤子は身長が高く、女性らしさに自信がなかった。
そんな時、父と仲良くしていたカメラマンの男が藤子の家に訪れる。
その男は、左腕を血に染めていた…
ちょうど良い塩梅のロマンティックさ!
孤独な高身長女子と年上のカメラマン…
この組み合わせを組んだ段階で、もうオールオッケー!
普通は、ここから少女漫画さながらに、これでもかとロマンティックな展開を詰め込んでゆきますが、そうしないところに千早先生のセンスの良さを感じました!
取っ付きにくい年上のカメラマン全さんに惹かれてゆく様が非常に自然で、初めは藤子と同じ目線で、なんだよこの人はと思っていたのが、不思議な事に藤子と同じ様な感覚で、全さんがどんどん魅力的に思えてくる。
よくよく考えなくとも、酷い男なのにも関わらず(笑)
どうして、そんな風に心が誘導されていってしまったのか、考えてもなかなか答えが見つかりませんでしたが、一言で言えば千早先生の上手さでしょうね☆
まとめ
女性向けのラブストーリーだと思いますが、もちろん男性でも千早先生のファンの方でしたら楽しめるかと思います!
入り込むまでに少し時間が掛かりましたが、どんどん面白さが増してゆく良い作品でした!
良い距離感のラブストーリーで、そんなに派手な事も起こらず、枷になっている部分は真新しいものではないのですが、魔法に掛けられたかの様に年上カメラマンが素敵に思えてきてしまう、不思議な作品でした☆
千早先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです!
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こんな人にオススメ
過剰ではないラブストーリーを読みたい方
千早先生のファンの方