こんにちは、ちわぷ〜です!
おかげ様で書評グループのランキング1位にさせて頂き、ありがとうございます
m(_ _)m
繁忙期でなかなか小説を読む時間が無く、マンガ中心になっておりましたが、少し余裕が出てきましたので、少しずつ小説の割合を増やして行ければな〜と思います!
本日は気になっていたものの、なかなか長編と向き合う時間がなくて読めていなかった作品をようやく読めましたのでご紹介いたします!
「地図と拳」 小川哲(著) 集英社
あらすじ
日本から密偵と共に満州に渡った細川、ロシアから派遣された神父のクラスニコフ。
それぞれの使命を背負った男たちが、一つの街に集まってくる。
映像化だったら、エンターテイメントとして面白いかも知れない
歴史物は好きだし、あらすじにサラッと孫悟空?がいて、
気にはなっていた作品だったのですが、満州の日露戦争から第二次世界大戦という期間は全く持って無知で、楽しめるかな〜と不安で何と読むのを先延ばしにしていた作品でした。
思っていたよりも難しくはないのですが、やはりなんとなくでも事前知識があった方がより楽しめるのかな〜と思いました。
展開はすごく良くて、長編ですけどテンポが良く弾むような文章。
ハラハラドキドキもあり、例えば実写映画化とかされれば、読む時に気になった細かい描写も画として映し出されれば何の違和感もなく分かりやすいでしょうし、お金掛かりそうだけど実写化して欲しいなぁ〜と思いました!
軍事SF?というのでしょうか、本作もそれにあたるみたいです。
このジャンルは疎くて、これってSFなの?と思う事もあるし何を持ってSFとなるのかよく分からない区分けのジャンルですが、
軍事SFで言うと、今まで取り上げた中では、伊藤計劃先生が好きな方だとハマりそうかな〜と思いました☆SF要素は伊藤先生よりもかなり薄めだと思います。
まとめ
多少、満洲の歴史を知っておいた方が楽しめるかとは思いますが、
テンポの良い文章、ハラハラドキドキの展開と、クオリティが高い作品でした!
個人的には今回の作品は満洲の歴史を知らなかった分、楽しみきれなかった感がありますので、力量はよく分かりましたので、また違う作品を読んでみたいと思った作家さんでした☆
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こんな人にオススメ
小川先生のファンの方
重厚な長編小説をお探しの方