こんにちは、ちわぷ〜です!
週一ばなな生活がルーティンとなり、毎週毎週癒してもらっております!
今週のばななのご紹介です(^ω^)
今回の作品は、今まで読んできたばなな先生の作品の中では、ちょっと特殊な仕上がりになっていて新鮮でした☆
「サーカスナイト」 よしもとばなな(著) 幻冬舎
あらすじ
さやかは旦那に先立たれて、子供と旦那の祖父母と一緒に二世帯住宅で暮らしている。
不思議な事に、バリで生まれ育ったさやかは物の記憶を読む事ができた。
ある日、さやかの元に「庭を掘らせてもらえないでしょうか」という不思議な手紙が届く。それは、昔の恋人の一郎からだった。
さやか達が暮らしていたのは、かつての一郎の実家だった。
その事を一郎は知らずに、さやかに手紙を出していた…
物や空間には、いなくなった人々の想いが宿り続けている…
なんとなく、岩井俊二のラブレターっぽい匂いがする始まり方で、気になって読んでみました!
今回の作品は、ばなな先生にしてはちょっと長め、みんなそれぞれ大切な人を失っているという設定。
悲しみから立ち直ってゆく再生の物語というよりは、それぞれの中で大切な思い出としてその人は生きていて、その上で新しい人生に枝葉を伸ばしていこうとする物語です!
テーマの一つとして、いなくなった人々達が残していった想い出という物があり、
バリで育ったさやかには、物の記憶が読めるというばなな先生にしては少し変わった設定でしたが、ファンタジーっぽい匂いやスピリチュアル過ぎる嫌いもなく、自然な形で落とし込めていました!
他のばなな作品に比べると長めですが、かなりスローペースで物語は進んでいきますので、他の作品よりもゆったりとばなな先生の世界観に浸る事ができた気がします☆
まとめ
面白い始まり方の物語で、ファンタジーっぽい設定もあって、ばななファンにとってはもしかしたら逆に不安になるかも知れませんが(笑)
他の作品同様、ちゃんと癒してくれる作品です!
テーマとしては「デッドエンドの思い出」の中の「幽霊の家」に近い物を感じました!
さやかの娘と、さやかの元彼の一郎の出会いのやり取りはほっこりし、思わず笑ってしまいました(^ ^)
ばなな先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
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