こんにちは、ちわぷ〜です!
よしもとばなな作品を毎週読むという、週一ばなな生活なる生活を送っておりますが、いつの間にか千早先生の作品も毎週読む様になっておりました。
好みは分かれる作家さんですが、中毒性がある文章です!
というわけで、今回も千早先生の作品をご紹介いたします☆
「からまる」 千早茜(著) KADOKAWA
あらすじ
地方の役所に勤める武生は、ある日アパートの前で不思議な女性と出会う。
武生は、何も知らないまま屋根裏部屋で名も知らぬ女性と逢瀬を重ねる様になるのだが…
(第一話「まいまい」)
それぞれの立場から描かれる連作集。
どの作品にも生き物が印象的に出てくる
まず、本作はどちらかと言えば女性好みの作品なんじゃないかな〜と思います!
第一話は千早先生らしい展開のラブストーリーでしたが、全7作品の中に恋愛が絡まない話も複数あり、
ええっ!?という突拍子のない話や、刹那的な恋愛。
(これらに付いてこれるかどうかで、千早作品の好みは分かれる)
深く心に入ってくる優しい言葉もあり、かなりメリハリが効いた短編集でした!
個人的には、表題作の「からまる」が一番好きでした!
第一話の主人公、武生の上司が主人公で、うだつの上がらない、釣りが趣味といった感じの中年男性が、釣りに行った先で不思議な女子高生と出会う、って話なのですが、
恋愛が絡まない千早先生の作品もジーンときて良いなぁ〜と思いました(^ ^)
あと、一番最後の「ひかりを」も凄い好き!
第一話の武生の元に上がり込んで来た女性が主役の話なのですが、
ミステリアスな女性なので細かくは書けないのですが、手塚治虫先生の作品の事を思い出す様な余韻のある作品でした☆
あと、第一話はタイトルから想像できる様に、カタツムリが話の中に出てきたり、
他の作品も印象的な登場の仕方で生き物が出てきます!
恐らく意識的に出してるんだと思いますが、どうしてそうしようと思ったのか、千早先生の作品作りも気になる様な連作集でした☆
まとめ
恋愛あり、ぶっ飛んだエピソードあり、ほっこりあり…
色々な顔を持つ作品でした。
千早茜ファンでしたら楽しめる内容になってるかと思います!
「からまる」と「ひかりを」にやられてしまったので、また来週も千早先生を読みたいな〜と思っております^ ^
他の千早作品よりも好みが分かれそうな作品ですので、まだ千早先生は読んだ事がないよ〜という方は、比較的読みやすい作品を下記にピックアップしております☆
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こんな人にオススメ
千早先生のファンの方