こんにちは、ちわぷ〜です!
ぎっくり背中の影響で家で仕事する機会が増えた結果、読書量がいつも以上に増え、記事も相当書き溜まり、年内ご紹介予定の作人に関しては読み終えてる状況です!
なので、年末に発表予定のちわぷ〜アワード2023年のノミネート作品を選考しているところです(笑)
直木賞受賞作も芥川賞受賞作も、出版年も考慮せずに純粋に一年間で一番面白かった作品を選出するという、ある意味で日本一熾烈な賞レース^^;
年末をお待ち頂ければと思います☆
先日読んだ「ライオンのおやつ」(もちろん、ちわぷ〜アワードにノミネートされている)がメチャクチャ面白かったので、また小川糸先生の作品を読んでみましたのでご紹介いたします☆
「食堂かたつむり」 小川糸(著) ポプラ社
あらすじ
同棲していたインド人の恋人に全てを持ち去られたショックで、倫子は声を失う。
傷心の倫子は生まれ故郷に戻り、一日一組だけのお客さんをもてなす、メニューのない小さな食堂を開くことになる。
心癒される物語と思わず食べたくなる優しいご飯
もう鉄板の組み合わせ!優しい物語とおいしいご飯!
最初、インド人の恋人のくだりを読んだ時、まさかのコメディ路線か?と思いましたが、あくまできっかけであり、期待していた通りの癒しの物語でした(^ ^)
「ライオンのおやつ」でも思った事ですが、やはりこの先生の食の描写は素晴らしい。
無理くり美味しいものを突っ込んで来たり、特に意味もないけどメチャクチャおいしそうに描写してきたり、そういう作品は多いのですが、この作品はちゃんと物語とリンクしていて、物語の味わいが深いものとなっております^ ^
ザクロカレーなど、聞き馴染みがない初めて知るメニューがあってとても気になって検索してみたり、どんな味なんだろうと想像する時間が楽しかったです(^ω^)
一番好きなエピソードは老婦人の物です☆
まとめ
ひょんな事から故郷の田舎に戻り、変わった食堂を開く事になった主人公が優しさに触れてゆく物語!
とても温かな気持ちになる作品でした^ ^
「ライオンのおやつ」と比較すると文章がわりかし詰まっている印象!
隙間を大事にした「ライオンのおやつ」とは対照的に、一度故郷を捨て、望まぬ形で戻ってきた主人公の空白を埋めるかの様な描写の仕方。
まだまだ小川糸先生の作品はビギナーですが、作品毎に書き方に幅がありそうな作家さんですので、また他の作品もチェックしてみたいと思いました☆
小川先生の作品は以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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