こんにちは、ちわぷ〜です!
今年の作品紹介の大トリを飾るのは、
よくコメントでオススメを教えてくださる、ニードル様激推しの藤田和日郎先生。
初めて読む漫画家さんになります!
漫画は電子書籍で出先で読む派ですので、やはりセールでまとめ買いをしたくてセール待ち、更にはギックリ背中により在宅ワーク多めにシフトする事になり漫画を読む機会が減ってしまいまして、随分とお待たせしちゃいました^^;
ようやく読む事ができましたので、ご紹介させていただきます☆
「夜の歌 -藤田和日郎短編集-」 藤田和日郎(著) 小学館
あらすじ
時は戦国時代。
狩又に家を滅ぼされた蘭菊は、幻術の達人である忍の元を訪ねるのだが…
(「からくりの君」)
「からくりサーカス」や「うしおととら」で知られる著者の初期短編作品を5作収録!
熱烈なプッシュも頷ける独特な世界観!
藤田先生に関しては恐らく一年くらい前からニードルさんにオススメして頂いていたかと思いますが、なかなかタイミングが合わず…
ライフスタイル的に漫画は出先で電子書籍派ですので、しばらく家でのパソコンワークが中心になってしまいそうで、長編漫画を読む時間は無かったので今回は短編という事にして、まず電子書籍のセールが始まるのを虎視眈々と待ち(かなりの額を使うので、セールの時じゃないととても買えない(^◇^;))
仕入れてからもなかなか読む時間が取れなくて遅くなっちゃいました(⌒-⌒; )
藤田先生はたぶん小学生くらいの時に「うしおととら」をパラっと見たくらいで、ほとんど初めてでした!
事前に、若干のクセのある絵である旨をニードル様より聞いていて、初期の短編集との事で少し心配はしていたのですが、その点はイメージしていたよりも読みやすくなっていて、この絵は絶対に無理!という方は少ないんじゃないかな〜と思います^ ^
現代(といっても昭和?)を舞台に書かれた作品に関しては少し時代を感じましたが、「からくりサーカス」(アニメのOPだけ見た事がある)で知られる藤田先生だけに、メインと思われる作品は戦国や大正の時代ものファンタジーですので、逆に味になってて良い!
「からくりの君」に関しては、「からくりサーカス」を書くきっかけになった作品みたいで、これはまさに活劇といった内容。
まるで劇団☆新感線の演劇の様なテンポ感!
知らない人も多そうで伝わりにくくて恐縮ですが、これが一番分かりやすい例えかな〜と。座付きの中島かずき先生は漫画の編集者だったので、影響受けてるんじゃないかな?と思うくらい、作中から漂う雰囲気が似てる様に感じました^ ^
戦国ものファンタジーとしてかなりちゃんとしていると言いますか、
戦国設定だけど、もはや好き放題やらせていただきますよ!みたいな感じではありません。日本人大好きな、敵討ち的な時代物王道要素をちゃんと入れてるのはポイント高いです。そういうツボを押さえておいて頂けると、時代物はとても読みやすくなる様に感じます。王道を押さえてるからこそ、からくりという飛び道具が生きてくる。
大正時代を舞台にした「夜に散歩しないかね」もとても良かった!
これは強烈な絵で繋いでいくタイプの漫画。
これぞ漫画の醍醐味!といった作品で、大正時代は特に詳しくありませんが、あの時代特有の匂いもなんだか作品から感じられ、空気感も良かったです^_^
全編を通して気になったのは、藤田先生がチョイスしてくるモチーフや設定の類似点。
からくり、人形好きな男、命を感じさせるある造形物(これはネタバレになるので書けない)…
命が吹き込まれる様な造り物に何かこだわりがあるのかな〜と思いました☆
まとめ
活劇ファンタジーものを読みたい方にはオススメの一冊!
初期短編集とファン好みな感じで銘打たれておりますが、藤田先生が未読でこれが初めてという方ももちろん楽しめますよ^ ^
これを読むと「からくりサーカス」とか長編の方も気になりますね〜
長編は読めるとしてもだいぶ先になってしまいそうですが、また夏の頃の様に出先で仕事をする事が多くなりましたら是非チェックさせてもらいます!
藤田先生はもう一冊、別の短編集も購入しておりますので、ちょっと先になっちゃいそうですが、また読んでみたいと思います☆
そして、明日はいよいよ2023年の総決算
ちわぷ〜・オブ・ザ・イヤーの発表!
厳しい審査を経て、選りすぐりの作品をチョイスしましたので、大晦日でお忙しいかと思いますが、是非とも覗いていってくださいね☆
ニードル様にオススメして頂いた作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆こちらは小説になります!
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こんな人にオススメ
藤田先生のファンの方
時代物ファンタジーが好きな方
「ぎょらん」が好きな方でニードル様と好みが合いそうな方