こんにちは、ちわぷ〜です!
「ある閉ざされた雪の山荘で」を観てきました!
評価が割れてて正直あまり期待せず観に行ったのですが、思ってたより楽しかった!
ミステリー好きだったら楽しめる内容だけど、本格ミステリー好きには物足りない印象となってしまう辺りが、ミステリー好きの中でも評価が割れている理由かな?と思いました。
東野圭吾先生の初期に書かれた短編が原作で、そちらは未読なのですが、
よく出来た話ではありますが、短編が基になっている分スケール感は大作ミステリーと比べると小さく感じてしまう。
クローズドサークルになっている様で、実は全くクローズドサークルにはなっておらずって辺りもミステリー好きからすると首を捻ってしまうかも知れませんね。
雪の山荘というのはオーディション上で与えられた”設定”でしかなく、実際は雪なんて降っておらず、通信機器は取り上げられてるけど使えないわけじゃなくすぐそこに置いてある。
雪の山荘という設定をうまく使おうにも使えない状況。そうなると映画というよりは、演劇向けの題材だった様にも思えます。
演劇でやる分には全然違和感は感じなかったと思います。
あとはやはり前半の方に多かったミステリーっぽいセリフ回し。元々大袈裟な感じなのに、それをコミカルに見せ様とする物だから、更に大袈裟になってしまう。
後は役者さんの力量に統一感がなく、テンポが必要な場面では特にチグハグ感を感じてしまう…
粗を探せばいくらでも見つかるのですが、それでも肯定派な理由としては、
おそらくそんなに製作費も掛かっていないでしょうし、随所随所の息抜きで笑える場面もあったし、「ドッグヴィル」風の表現もチョイチョイあって特に作中意味は無かった様な気がしたけど個人的には好き、
岡山天音さんがかなり濃ゆいキャラの役をやっていて、個人的にツボ(笑)
チャチな部分は短編原作なら上出来!大作ミステリー映画と同じ土俵、同じ料金で戦わなければならない分、そこは言い訳にはならないかもですが、だいぶ頑張ってる方なんじゃないかなと思いました。
というかそもそも、この題材で映画って東野圭吾の名前ありきな感じがして、無理くり感はありますね。
映画でやるくらいなら、テレビドラマでやった方がウケが良かったかも知れませんね。
そんな感じでネタバレを避けながらコメントするとなると肯定派なんだか否定派なんだか分からない感想にならざるを得なかったですが、間違いなく肯定派ですよ(笑)
映画館で見たらより楽しめるって部類の映画ではないのですが、配信したらスマホとかで見ても楽しめるんじゃないかなと思います☆
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「仕事と江戸時代-武士・町人・百姓はどう働いたか-」 筑摩書房
内容
江戸時代の武士や町人達の給与、勤務条件、雇用形態、貨幣制度など、
時代小説では描かれていない仕事の勤務形態を事細かに書いている。
本当の時代小説マニア向けの勉強本!
あんまりそこを掘り下げても面白くないからか、結構アバウトに描く時代小説。
丁稚、番頭、下級藩士、旗本、部屋住み、などなど、もう記号化してて、そうゆう人ってこんな感じって描かれ方で、どんな作家さんでも統一されてしまっている様に思います。
そこにもう一歩踏み込みたいよ!っていう時代小説マニア向けの書籍かなと思いました。細かな勤務形態を頭に入れて読むときっと見え方も変わってくるんじゃないかと、今後時代小説を読むのが楽しみになる一冊でした☆
まとめ
専門的過ぎて一般の方にはなかなかオススメしにくいタイプの作品になります(笑)
時代小説マニアは是非チェックしてみてください☆
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