こんにちは、ちわぷ〜です!
この間読んだ作品が面白くて、また間を置かずに読んでしまった大島先生。
今回は漫画原作者の女性が主人公という作品でした☆
「戦友の恋」 大島真寿美(著) KADOKAWA
あらすじ
漫画家志望の佐紀は、同い年で新人編集者の玖美子と出会い、原作者に転向し二人三脚で進んで行くのだが…
少し長い時間軸で描く、一人の漫画原作者の人生。
淡々と、しかし刻一刻と時間は流れる
今回も良い作品でした!
ジャンル分けは非常に難しかったですが、始まりとしては青春系なのかなぁと。
タイトルからラブストーリーを想像していたのですが、そこもあるにはあるのですが、そこを中心にってイメージではなかったので、ラブストーリーが苦手な方でも大丈夫かと思います^ ^
こんな作品なのかな?と最初の方に思っていたのと全く違う良い意味で期待を裏切ってくるストーリー展開!
えっ、じゃあこうなっていくの?と盛り上がりを期待するところをそこは敢えて淡々と、といった感じに持っていき、そこにもおおっ!?
終わってみれば、その淡々と時間を過ぎてゆく感じ、寄り道をしているストーリー展開が良くて、すっかりしてやられたといった感じでした!
漫画原作者のお仕事小説っていう感じではありませんので、そちらの業界に興味があって読んでみようという方は「バクマン。」とかの方が良いかもですね。
一作一作は本当に淡々と描いているだけなのに、時を重ねてくだけで大分うねってくるこの感じ。
私の様に静かに淡々とという作品が好きな方には良いと思います!
一人変わった男の子が出てきて、そこは好みが分かれる感じではありますが、脇役なので合わなくともそれはそれで、ってくらいの印象でそこまで気にならないと思います。
私の好みとしては、静かに淡々にとはいっても何にも怒らないのはそれはマズいんだよ!と言う感じなので、こういうさりげない仕掛けは必要なんです!
非常にワガママではありますが、個人的にはだいぶ良い感じの作品でした☆
まとめ
基本大きな出来事が描かれるわけではないのだけれども、時を重ねるだけで人は変化してゆくのだという事を認識させられる作品。
そういうのが好きな方にはオススメかと思います!
大島先生のこの感じは個人的には非常に好きなので、また近い内に別の作品も読んでみようかと思います☆
大島先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
大袈裟な作品は苦手だよ〜という方
大島先生のファンの方