ちわぷ〜の書評ブログ🐶

アラサーの物書き愛犬家の書評ブログです🐶

怪しくも何ともない浮気調査のはずだった…「歌の終わりは海 Song End Sea」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

最近読み始めた森博嗣先生の面白すぎシリーズ、XXシリーズ!

シリーズ2作目を読んでみましたので、ご紹介いたします!

 

エピソードは全く繋がってはいないのですが、1作目から読んだ方が楽しめるかな?とは思います。私は後日ご紹介する3作目から入って問題なかったので、この作品から入るのも問題ありません!

 

一応、1作目の記事も貼っておくので、気になる方は是非そちらの記事も併せてお読みください^ ^

chiwawatan.hatenablog.com

「歌の終わりは海 Song End Sea」 森博嗣(著) 講談社

あらすじ

女性二人の探偵事務所に舞い込んだ仕事は浮気調査。

豪邸からほとんど出ない、一見怪しくも何ともない大物作詞家がターゲットだった。

その作詞家は、親代わりに育ててくれた姉を離れに住まわせており…

これはきっと社会派な題材を扱っていくシリーズになる予感

今作は2作目ですが、既刊の3作目まで読み終わっている状況。

本作は、1作目同様にかなり社会的なテーマを盛り込んでおり、1作目同様にまさかそんな深いテーマが!と心に突き刺さってきました。

 

それを匂わす事自体、ネタバレに繋がるので何も言えないのがこの手のミステリーの辛いところ^^;

きっと、森先生の社会に対して思っている事を内包したシリーズになっていくのではと思いました!(3作目はその辺、少しライトではありますが超おもしろい)

 

そして今回も表紙が良い!

読後にこの表紙を見ると、更にズシンと来ますね〜(T . T)

 

シリーズ通して、二人の女性探偵のやり取りが小気味よくメッチャ面白い!

セリフだけでほとんど進行してゆく場面もあるのですが、もう最高に面白く、余計な文章がいらない!

そして、3作目で強烈だったあのお方もきっちり爪痕を残してゆく(笑)

 

この女性探偵二人という設定が非常に良く、等身大の会話が事件を重く捉えさせず、サクサクと読ませてくれる。

だからこそ、深いテーマが生きてきて、それが説教臭く聞こえない。

 

3作読み終えて、どうやらこの二人の探偵の出会いが描かれていそうなシリーズを発見したので、そちらも読み始める事を決意。

 

今年は私的には、森博嗣イヤーになりそうな予感☆

まとめ

女性探偵二人の異色のシリーズXXシリーズ2作目!

軽い女性二人の等身大の会話と、深いテーマ。

ふんわりとしてズシンと重い、そんな不思議な質感が楽しめる、稀有なシリーズです!

 

近々、3作目の「情景の殺人者」の記事もアップ予定ですので、是非そちらもお読み頂いてご検討ください☆

 

ランキングに参加してみました!もしお手間じゃなければ、ポチッとして頂けますと幸いです!

こんな人にオススメ

女性探偵二人の異色のシリーズを読みたい方

森先生のファンの方