ちわぷ〜の書評ブログ🐶

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【本屋大賞候補作】その水車小屋には、濃ゆ過ぎる鳥がおりまして…「水車小屋のネネ」

 

こんにちは、ちわぷ〜です!

 

4/10に発表を控えております本屋大賞

その候補作の中で気になった作品がありましたので、ご紹介させて頂きます!

メチャクチャ心温まる作品でした☆

 

「水車小屋のネネ」 津村記久子(著) 毎日新聞出版

あらすじ

理佐と律の母は、どうしても男の人に寄りかからないと生きてゆけない。

母が婚約者のために理佐の短大の入学費を使ってしまい、理佐は就職する事に。

8歳の妹、律を連れて住居の保証のある仕事を選んだ理佐。

その仕事内容には、鳥の世話若干と記載があり、行ってみると水車と濃ゆ過ぎる鳥がおり…

善意で満ちたこうであって欲しいと思う優しい世界観

かなり、かなり、ジーンと来てしまいました(T . T)

津村先生の作品は色々読ませて頂きましたが、今作がダントツで面白かった!

なんか次のステージに突入した感すらありました。

 

身勝手な親の元を飛び出した18歳と8歳の姉妹。二人だけで生きていこうとする。

 

あらすじを要約すると、何だかハードそうですが、二人はたくさんの人々の善意に支えてられてゆきます。

本当にたくさんの善意で、こういうのって嘘くさくなりがちで冷める事もあるのですが、本作はこういう世界だったら良いなぁと心から思える様な感じ!

 

そして、仕事先に選んだ水車小屋で出会う謎の鳥ネネが人々の心の隙間を埋めてゆく…

ジーンときて、ジーンときて、さらにジーンと来る、私的にはドンピシャの作品でした

(^ω^)

 

ネネは、ヨウムという種類の鳥なのですが、ネネは今まで出会ってきた鳥キャラの中で、ダントツで濃ゆすぎる(笑)

 

本屋大賞受賞するかどうかですが、今年は候補作これ込みでまだ2作しか読めてないのですが、例年でしたらこのクオリティなら受賞の可能性マジであると思います!

 

読みやすさも重要な要素の本屋大賞に、これだけ長い時間軸を扱っていて、けっこうボリューミーなこの作品がノミネートされてる時点で相当スゴイ事だと思います!

まとめ

水車小屋を舞台に描かれる心温まる物語。

心優しい人々との交流、そして最大の魅力は謎の鳥ネネ!

ネネの濃ゆさにほっこりしてしまいました!

 

次のステージに突入した感がある津村先生、次回作も楽しみです☆

 

今年の本屋大賞ノミネート作は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆

chiwawatan.hatenablog.com

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こんな人にオススメ

濃ゆすぎる鳥が気になる方

心温まる物語を読みたい方

津村先生のファンの方