こんにちは、ちわぷ〜です!
ブログ内ではあまり言ってこなかったのですが、コロナ前は何やかんや演劇も見る機会が多かった私。
シェイクスピアも蜷川幸雄さん演出の物だけですけど結構観に行っていたのですが、
よくよく思えばシェイクスピア自体の事はあんまり知らないな〜と思い、シェイクスピアを題材にした作品を読んでみました☆
「7人のシェイクスピア」(全6巻) ハロルド作石 講談社
あらすじ
1600年代のイギリスでは、芝居は庶民の最大と言っても良い娯楽だった。
一番人気はシェイクスピア。
その中でも人気の高い演目「ハムレット」の台本を売ろうとする男がいた。
しかしそのあらすじとセリフを聞いた男は、「自分の知っている作品ではない」と言い始め…
謎多き男シェイクスピア
「BECK」の記事を書いていて、またハロルド先生の作品を読みたいな〜と思っていたところ、発見したのが本作。
ロミジュリ、ハムレット、マクベスなどなど、現代に通ずるストーリーパターンの全てをたった一人で編み出したとさえ言われる男、シェイクスピア。
しかし、その男の半生は解き明かされていない事だらけとの事で、今作はそこに光を当てた実はシェイクスピアは…みたいな感じの歴史if的な作品です。
読み終わってみてやけに中途半端な終わり方だな〜と思っていたら、連載の途中で移籍しており、そちらの続編も併せて一作品との事なので、けっこう長編を読む覚悟で取り組んだ方が良いと思います!
どんな感じで描くんだろうと思ってたら、まるっきり想像もしなかった角度から攻めてきておおっ!と思いました。
難点としては、私は好きだから読んでるのですが、若干ハロルド先生の絵ってクセがあり好みが分かれる点と、そもそもシェイクスピアに興味を持ってる人ってどれくらいいるんだろう?という事。
けっこう当時の文化をちゃんと描いていて、ハロルド先生って「BECK」で出てきたみたいに三国志とか外国の歴史が好きなんだろうな〜といった感じなのですが、
しっかりしている分、裏を返すとその時代の文化に興味がない層に関して響くのかな?といった感じも否めず。
広い層に楽しんでもらいたいという感じよりかは、好きな人はトコトンハマる!ってゆう感じを目指してるのかな〜と、まだ続編を読む前の感想としてはそう思いました。
まとめ
シェイクスピアの謎を描いた作品。
シェイクスピアの演劇に興味のある方、その時代のイギリス文化に興味のある方にはドンピシャです!
続編があるとは知らず手を出していたので、ちょっと先になるかもですがかなり気になる終わり方でしたので、続編もぜひ読みたいと思います☆
演劇を題材にした作品は、以前オススメしたこちらの小説もオススメです☆
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こんな人にオススメ
ハロルド先生のファンの方
シェイクスピアの人生に興味のある方