こんにちは、ちわぷ〜です!
本日は「超高速!参勤交代」で知られる土橋先生の最新作。
今回は、幕末ミッションインポッシブル!?
ラスト忍者っていう感じのお話でした☆
「最後の甲賀忍者」 土橋章宏(著)
あらすじ
忍者といっても、すでにほとんどの術は失われている状況。
しかし、この戦いは甲賀が武士となるべく重要な一戦。
果たして甲賀の忍びは、活躍し、武士に返り咲く事ができるのか?
映画を見ている様な、忍者活劇!
別の作者ですが、「とっぴんぱらりの風太郎」が好きな方はたぶん好きな感じ。
あちらよりは更にだいぶ活劇ですが、幕末を舞台にしている分読みやすい感じ。
表紙からして映画のポスターみたいに仕立ててあって、中身はまるで映画を見ているかの様なスピード感。角川だし、これもやはり映画化を前提に動いている感じでしょうか。
冒険活劇の中、ドス黒い現実も融合してきていて、単なるアクションだけの活劇ではないところが好印象。
これ恐らく、小説よりも映画化に向いている作品。
まるで、映画のシナリオを読んでいる様な映像が想像できる文章とスピード感ある会話。映画化して、きっちり2時間って感じの物語の流れ。
きっと映像化したら映えるんだろうな〜という作品。
忍者特有のバトルのスピード感は侍のそれとはまた違う感じなので、文章よりも映像で見せた方がきっとイケてる。
会話や深い物語で見せるというよりも、動きとで見せていく活劇って感じの作品なので
どうしたって映像向き。
どうしても忍者って戦国のイメージだけど、戦国と幕末じゃ侍の文化も違いすぎるし、ぜひ戊辰戦争時の軍装を見て頂きたいのですが、新政府軍も旧幕府軍も戦国時代とは違い過ぎる。
その相手との戦いは映像的には新鮮で映えそうだけど、時代小説好きと言っても時代に偏りがある方も多いので、戦国と幕末の両時代をある程度知っていないとイメージできないのは勿体無い。
やっぱり映像向きな作品。
映画化する可能性もありそうなので、初見を映画版に取っとくのもありかもですね。
まとめ
「超高速!参勤交代」で知られる著者の風変わりな時代小説最新作!
まさに幕末ミッションインポッシブルの名に相応しい、活劇でした!
映画化にも期待だし、そこまで文章詰まっていなくて読みやすいので、忍者ものがお好きな方は是非読んでみてくださ〜い☆
土橋先生の作品は、以前ご紹介したこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
個性的な時代小説を読みたい方
幕末の忍者に興味のある方
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