こんばんは、ちわぷ〜です!
6年振りの新刊が話題になっており、
立て続けにご紹介させて頂いている村上春樹作品。
昨日、鼠三部作のラストを飾る作品をご紹介させていただきましたが、
その三部作の続編で、完結編とも言える作品が存在するのです!
じゃあもう四部作でいいじゃん!と思うかもしれませんが、そこには深いこだわりがあるようで…
昨日、三部作のラストをご紹介させて頂いて舌の根が乾いていないまま恐縮ですが、
本当の本当にこれで”鼠”関連の作品はラストになりますので、お許しください(笑)
本作は村上春樹先生のデビュー作から連なる”鼠シリーズ”の作品ですので、まだ未読の方は以前取り上げたこちらの記事からお読み頂けると幸いですm(__)m
「ダンス・ダンス・ダンス」 村上春樹(著) 講談社
あらすじ
「羊をめぐる冒険」から4年後。
雪の降る札幌で”僕”の新たな冒険が幕を開ける。
70年代を舞台に描かれた全三部作のさまざまな物事が絡み合う中、
”僕”が生きる80年代…
本当の本当に完結
学生時代から始まり、描かれたきた”僕”の冒険もいよいよ本当の本当に幕を下ろします。本作まで全て読んだ読者の方にとっては、感慨深い事この上なしでしょう。
前作までは70年代。今作は80年代。
共にまだ生まれていなかったので、体感したわけではありませんが、
70年代と80年代ってこうも空気感が違うのか!と驚いた事を覚えています。
もちろん、”僕”の目線で描かれている物語で、年を経て”僕”も大人になり、物事の捉え方が変わっていったという事、
そして、村上先生の作風の変化もあったというのもあるかも知れませんが、
70年代と80年代ではまたそこで生きる人々の価値観が変わっている様に思い、
村上先生も前作までとは違い、そこを深く言及している様に思います。
まとめ
鼠シリーズ完結編であり、80年代という時代を切り取った作品です。
”僕”を通して村上先生の思考に深く触れる事ができる作品でした!
村上先生の初期作品に興味のある方、
村上春樹って人気だけど小難しいんでしょ?と敷居が高いと感じてしまっている方、
70年代、80年代の時代の移り変わりに興味のある方は、
是非とも村上春樹入門として、鼠シリーズを読んでみてください☆
村上春樹先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
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こんな人にオススメ
村上春樹先生のファンの方
鼠三部作のファンの方