こんにちは、ちわぷ〜です!
ゴールデンウィークに今までずっと読みたかった長編小説を読破しましたので、ご紹介いたします!
時代小説になるのですが、松永久秀という稀代のワルモノとして語り継がれている武将を新解釈で描いた斬新な作品になります☆
「じんかん」 今村翔吾(著) 講談社
あらすじ
天下統一に向かって突き進む織田信長の元へ、松永久秀が謀反したとの知らせが入る。
久秀は以前にも謀反を起こし、今回が二度目だ。
しかし、それにも関わらず、信長はどこか穏やかだ。
信長は、松永久秀の半生を小姓に語る。
それは、仕えていた主人を殺し、時の足利将軍を殺し、そして東大寺を焼き払うという、世に伝わる”三悪”をやり遂げ、悪名高い男の生涯の真実の姿だった…
松永久秀という武将
一般的には無名ですが、戦国マニアにはお馴染み、とても個性派が揃う戦国時代においても一、二を争うほどの強烈なエピソードをお持ちの方です!
悪事に関してはあらすじに書いた通りなのですが、
それ以外にも茶の湯に秀でた方で、とても貴重な茶器を持っており、信長に対しての2度目の謀反の際に、信長がその茶器を寄越せば許すと言っているのにそれを跳ね除け、茶器もろとも爆死するなど、人生の最期まであるがまま駆け抜けた武将でした!
「へうげもの」でもその辺りのエピソードが描かれているので、知っている方も多いかも知れませんね!
そもそもあの信長に対して二度も謀反するあたり、とんでもない事ですし、信長が1度ならず2度までも許そうとしたエピソードからも、久秀の実力を買っていた事が伺い知れます。
本書を読んで、松永久秀の人生を一つ一つ紐解いていくと、三悪がクローズアップされてますが、やはり実力があり、信長に一目置かれるほどの男だなと実感しました☆
まとめ
戦国稀代のワルモノである松永久秀の人生を新解釈で描いた作品です!
また、織田信長が語り部となっているのが非常にユニークで新鮮でした(^ ^)
時代小説好きで目の肥えた方でも新鮮な気持ちで読む事ができる、斬新な切り口の作品でした!
松永久秀のイメージが変わる作品で、読んで良かったです☆
今村先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです!
こちらは直木賞受賞作になります☆
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こんな人にオススメ
松永久秀の人生に興味のある方
今村先生のファンの方
一風変わった歴史小説を読みたい方