こんばんは、ちわぷ〜です!
最近、関心を持つ様になり、読み漁っている教育現場の実情(主に非正規教員や、教師不足などの問題について)
本日もさらに学びを深めるべく、この問題に力を入れている朝日新聞の教育チームがまとめた書籍を読みましたので、ご紹介させて頂きます!
「いま、先生は」 朝日新聞教育チーム 岩波書店
内容
多忙を極める公立校の教師のメンタル面に重きを置き、
実際の現場の状況、過酷な勤務体系により、実際に起こってしまった事故…
見過ごしてはならない問題に切り込んだ内容となっている。
サバイバルな状況下となってしまっている、教員生活
今回読ませて頂いた書籍は2011年刊行という事で、今まで取り上げさせて頂いた書籍に比べると若干古め。
今まで読んできた書籍で教師を取り巻く状況は少しずつ理解を深められたと思いましたので、今回は公立教師のメンタル面に迫った物を読みたいと思っていたところ、
今まで読んできた書籍でも言及のあった、この問題に初期から注目していた朝日新聞の教育チームという事で、読んでみました!
なんていうか、刊行から10年以上経つのに、取り上げられている問題に関しては悪い意味で変化がない。
つまり、10年以上前から、公立校の教師を取り巻く状況は何も改善されていない事がよく分かりました。
今回の書籍は、教壇を去らざるを得なかった教師たちについてもかなり取り上げられているのですが、中でも、
倒れるまでの27日間で休みが無く、そのまま目を覚す事のなかった埼玉県の教師の方の話は強烈でした…
公務災害の裁判で、地裁、高裁と敗訴し、最高裁にまで持ち込まれているそうで…
10年以上前の裁判なので、さすがに結果は出ているかと思いますが、本を読み終えた今は衝撃のあまり、心ここに在らずで…
落ち着いたら、事の顛末を調べてみようと思ってます…
また、過酷な状況でもやり甲斐がとてもある仕事だという事は想像がつくし、今まで読んできた書籍やインタビュー動画などから知る事ができるのですが、それなのにどうして退職する先生が多いのだろう?と疑問があったのですが、
この書籍を読んで、やり甲斐を実感できるまでかなりの時間を要するので、それまで耐えられない先生もいる、という事を知る事ができました。
種を植えて、苗が育って、木が伸びてきて、果物が実って収穫できるまで時間が掛かる様に、子供たちの大きくなっていく喜びを教師の方が知るのにも時間が掛かるのだろうな、と感じました。
まとめ
教師のメンタル面に切り込んだ書籍で、教師不足など教育問題を熱心に取り上げている朝日新聞の教育チームがまとめたものとなっております。
教師を目指している学生さんや教育問題に関心のある方は、なかなか過酷な現実が綴られていますが、読める気分の時にでも、ぜひ読んでみてください!
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こんな人にオススメ
教育問題に関心のある方
教員を目指している学生さん