こんにちは、ちわぷ〜です!
先日オススメした「罪の轍」が面白くて!
同じ捜査チームが登場するという事で、今作も読んでみました^_^
詳しくは後々詳しく書きますが、捜査チームが共通っていうだけで、前作とは繋がりはないので、どちらから読んでも構いません☆
「オリンピックの身代金」 奥田英朗(著) 講談社
あらすじ
東京オリンピック間近の昭和39年の東京。
厳戒態勢の中、爆破事件と犯行声明が相次いで…
一つの事件を巡る重厚な人間ドラマ
昭和の匂いがたまらない!
まず、「罪の轍」との関連に関して
時系列で言うと、「罪の轍」→「オリンピックの身代金」
ですが、描かれた順番は「オリンピックの身代金」→「罪の轍」の順番。
「オリンピックの身代金」の捜査チームを奥田先生が気に入って、「罪の轍」にも登場させたという事なので、特に話が繋がっているわけではないので、どちらから読んでも構いません!
捜査チームの推しキャラは、ダントツでニールです☆
出番少なくても、「罪の轍」も今回も良い味だしてます(^ω^)
コメディリリーフってわけではないのですが、ちょっと異色なニールが出てくると読み手としては良い意味でちょっと緩んで、シリアスな人間ドラマがより響いてきます。
「罪の轍」と比較して面白かったのが、たった数年の違いでも、戦後復興を果たした日本(まぁそこも本作の論点の一つにはなってるのですが)において、
色々と物事の在りようが変わっています。
奥田先生のサスペンスは、かなり人間ドラマ深めで、事件のみならずその周辺の背景を丁寧に描写されております。
両作共に昭和の匂いがぷんぷんとしながらも、その時々の本当に細かい匂いを切り取っている形で、読み応えがとってもありました☆
無いとは思うけど、時代物も書いてもらいたいな〜…
まとめ
昭和の東京オリンピック間近の東京で巻き起こる、重厚な人間ドラマのサスペンスです!
奥田先生の作品の中でも、かなりスケールの大きい話になっております!
ページ数も多めで、単行本だと1ページに2段でずらっとなので、
お時間がある時にお読みください☆
ドクター伊良部シリーズなどと違ってシリアスな作品ですが、読み応えばっちりですので、奥田先生のコミカル路線のファンの方も是非読んでみてくださ〜い☆
奥田先生の作品は、以前オススメしたこちらの作品もオススメです☆
こちらは気楽に読めるコメディです(^ω^)
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こんな人にオススメ
「罪の轍」の警察チームのキャラが好きな方
奥田先生のファンの方